角栓がボロボロ出てくるのを防ぐには?おすすめのクレンジングを紹介!

美容の基本 2022.07.19
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小鼻や鼻の頭などに見える黒いポツポツ。顔の中央でなかなか隠すこともできず悩んでいる方も多いのではないでしょうか。今回はそんな黒いポツポツの正体「角栓」について詳しく解説していきます。角栓とはどういったものか、できてしまう原因から予防法、できてしまった後の正しいケア方法など紹介していきます。目の行きやすい部分にできてしまうと、それだけで印象を悪くしてしまいます。しっかり角栓対策して、明るく健康的な肌を手にいれましょう。

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角栓とは

角栓とは、過剰に分泌された皮脂と角質が混ざり合ってできたものをいいます。本来は、はがれるはずの古い角質がそのまま肌表面に残ってしまい、それが皮脂と混じり合って毛穴につまってしまいます。これが角栓の正体です。さらにそのできた角栓をそのまま放置してしまうと、皮脂が酸化し黒くなっていきます。これが黒ずみ毛穴の原因となります。

皮脂が固まってできているというイメージをもっている方が多いかもしれませんが、実は約7割が角質(たんぱく質)、残りの3割が皮脂で構成されています。

角栓ができる原因

ではなぜはがれるはずの角質が残ってしまい皮脂と混ざり合って角栓となってしまうのでしょうか。角栓ができる原因について見ていきましょう。

皮脂が過剰分泌している

皮脂はお肌の乾燥を防ぎ、紫外線など外部の刺激から肌を守る大切な役割があります。

しかし、ストレスや生活リズムの乱れから過剰に生成されてしまうことがあります。過剰になった皮脂は、毛穴を押し広げ、スムーズに排出されずにそこにたまっていきます。これが角栓の原因となってしまうのです。鼻のあたりは皮脂の分泌が多いので、他の場所にくらべて角栓ができやすい傾向にあります。

メイクを落とし残している

メイクや顔についた汚れもしっかり落とさないと角栓の原因となってしまいます。疲れた日はメイクを落とさずつい寝てしまったなんて経験のある方も多いと思いますが、油分を含むファンデーションや化粧下地は古い角質や皮脂と混ざり合い、角栓となってしまいます。
洗顔は皮脂の汚れや古い角質などの水性の汚れを落とし、クレンジングは油性成分のメイクを落とします。洗顔+クレンジングのダブル洗顔を行い、その日の汚れはその日中に落としきりましょう。

ターンオーバーの乱れ

皮膚というものは、約28日間という周期で古い角質から新しい角質へと入れ替わります。このサイクルを「ターンオーバー」と言います。

このターンオーバーが、お肌の乾燥や太陽の紫外線、生活リズムの乱れなどから早まってしまうことがあります。そうすると新しい角質が成長しきらないうちに古い角質と入れ替わってしまいます。この未成熟な角質は形が崩れているため、はがれ落ちにくく、次のサイクルでも残ってしまうことがあります。それが毛穴に詰まって角栓となってしまうのです。

角栓を正しくケアするためのポイント

角栓をできにくくする予防法や、できてしまった角栓を正しくケアするためのポイントをいくつか紹介していきます。無理に取ることは肌トラブルの原因となります。正しい方法でやさしく取ってあげましょう。

ポイント①:メイク落としは「オイルタイプ」を使う

角栓を作らないようにするにはお肌を清潔に保つことが大切です。毛穴の奥の汚れまでしっかり落とす必要があるので、メイク落としには「オイルタイプ」を使うようにしましょう。オイルタイプはメイクとのなじみが早く、角栓を溶かし出す効果もあるので、汚れをしっかり落とすことができます。

ポイント②:洗顔前に「ホットタオル」を使って毛穴汚れを落とす

洗顔前にホットタオルでお肌を温めるとより効果的に汚れを落とすことができます。お肌を温め皮膚や毛穴をゆるくすることで、角栓の7割を占める固いたんぱく質を落ちやすい状態にします。
タオルを水やお湯に浸して絞り、おしぼりのように丸めて500~600Wの電子レンジで加熱(30秒から1分程度)します。適度な温かさになったら広げて顔に3分ほどあてます。温かさを十分に感じ、毛穴が開いたと感じたら洗っていきましょう。

ポイント③:特別成分入り洗顔で角栓を除去する

角栓を除去するのに効果的な洗顔料としては、「洗浄顆粒入り」「炭」「クレイ」「酵素」など、特別な成分を配合したアイテムを使用することです。洗浄顆粒はたまった汚れを掻きだす効果、炭やクレイは汚れを吸着して落とす効果、酵素は角質を分解する効果などがあります。

ポイント④:洗顔後の「ふきとり化粧水」でざらつき角栓を除去する

洗顔後に「ふきとり化粧水」をプラスすると、洗顔やクレンジングで落としきれなかった汚れを落としてくれます。洗顔後にごわつきやざらつきなどの違和感を感じたときは、コットンなどにたっぷりと染み込ませて、やさしくお肌表面をふき取ります。明るく透明感のあるすっきりとした素肌に仕上げてくれます。

ポイント⑤:「収れん化粧水」を使って皮脂をコントロールする

収れん化粧水とは、皮脂をコントロールしてお肌を引き締める効果をもつ化粧水のことをいいます。化粧水や乳液でケアしたあとにコットンなどに含ませて、気になる部分にパッティングしていきましょう。過剰な皮脂分泌をコントロールして、さらっとしたすべすべお肌に仕上げてくれます。

間違った角栓ケアの具体例

毎日ケアしていてもなぜかまたすぐにできてしまうという方は、毎日のお手入れに何か原因があるかもしれません。ここでは間違った角栓ケアの具体的な例をいくつか紹介していきます。ご自分の行動と見比べて、あてはまらないかチェックしていきましょう。

クレンジングで肌をゴシゴシこする

汚れを落とそうとつい強い力でゴシゴシとやりたくなりますが、過剰な力はお肌から必要な皮脂や角質も取り除いてしまい、お肌を守ってくれるバリア機能を低下させてしまいます。たっぷりの泡で包み込むようにやさしく洗うようにしましょう。

必要以上の回数で洗顔する

必要以上の回数洗顔するのもお肌にはよくありません。強い力と同様に洗いすぎると必要な皮脂や水分まで取り除いてしまい、お肌を乾燥させる原因になってしまいます。よほど汚れがひどい場合以外は朝と夜の一日2回を基本としましょう。

角栓を押し出す

角栓を指で無理に押し出してしまうと、お肌を傷つけてしまい、その傷から雑菌などが入って炎症を引き起こす可能性があります。さらに毛穴が開いてしまい、開いた毛穴には皮脂や汚れをたまりやすくなるので、また角栓ができてしまいます。無理な力で押し出すことはやめましょう。

角栓を予防するための生活習慣

角栓を予防するにはターンオーバーを乱さないことが大切です。質の良い睡眠とバランスのとれた食事、正しいスキンケアなど、生活習慣を整えることでターンオーバーを正常に機能させることができます。できる範囲から取り組んでいきましょう。

バランスの良い食事を取る

栄養をバランス良く取ることが大切です。ターンオーバーを安定させるのに効果的な栄養素としては、皮脂の分泌を整える効果のある「ビタミンB2」「ビタミンB6」で、卵、乳製品、レバー、カツオ、バナナなどに多く含まれます。

お肌の乾燥を防ぐ役割がある「ビタミンA」は、ウナギや緑黄色野菜などに多く含まれます。糖質、脂質を含むご飯や麺、揚げ物は、皮脂分泌を促す効果があるので取りすぎには注意しましょう。

質の良い睡眠をとる

人は睡眠中に肌のダメージを修復する「成長ホルモン」を分泌します。お肌にもとても影響のあるホルモンです。成長ホルモンは深いノンレム睡眠をきっかけに分泌されるため、睡眠不足だと成長ホルモンの分泌が著しく低下してしまいます。それによりお肌が乾燥してターンオーバーの乱れを引き起こしてしまい、角栓ができやすくなります。質の良い睡眠を心がけましょう。

保湿ケア

乾燥はターンオーバーを乱し角栓を生み出します。洗顔後はできるだけ早くたっぷりの化粧水で保湿してあげましょう。さらにその上から、乳液やクリームで蓋をしてあげることで潤いを閉じ込め、みずみずしさを保つことができます。

角栓におすすめのクレンジングアイテム2 選

メイクや汚れをしっかり落とし、不要な角質をオフすることが、毛穴にとって大切です。ここからは、角栓ケアにおすすめのクレンジングアイテムを紹介していきます。どのアイテムも、肌に必要な皮脂や水分を残しながらクレンジングできるので、角栓にお悩みの方はぜひ一度お試しください。

柚子のオイルジェルクレジング

柚子のクレンジングジェルユズ種子油をはじめ、厳選した植物オイルを配合した、ジェルタイプのオイルクレンジング。もっちりとしたテクスチャーで汚れにしっかりなじみ、角栓の生成を防いでくれます。さらに、キュウリ果実エキス、アロエベラ葉水など厳選された植物エキスも配合し洗いあがりはしっとり。
洗顔+クレンジングのダブル洗顔がいらないクレンジング。

海の泥パック

海の泥パック角栓をためないためには、不要な角質をオフするパックもおすすめです。沖縄の貴重な海泥「クチャ(※1)」が使われている「泥パック」は、数百万年かけ海底に堆積して細かくなったクチャが、角栓の元となる古い角質をやさしく絡めとります。さらに植物性ヒアルロン酸と呼ばれる「アロエベラ(※2)」や美肌の湯として有名な「玉造温泉水」でお肌に潤いを与えます。

※1海シルト  ※2アロエベラ葉水

角栓ケアで透明感のあるきれいな肌に

角栓ケアについて紹介しました。まずは食事や睡眠といった生活習慣から見直していきましょう。体内環境はお肌に大きな影響を与えます。しっかり整えていきましょう。プラス洗顔やクレンジング、美容アイテムなど外部からの角栓ケアを行うことで、より効果的に角栓を予防することができます。大切なのは継続的にケアしていくことです。黒いポツポツのないきれいなお肌を目指しましょう。