目もとのたるみ、シワ、くまの原因と対処法をご紹介

美容の基本 2022.07.10
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目もとのたるみ・シワ・くまなど、気になる目もとのお悩みの原因と対処法をご紹介しています。さらに目もとのお悩みに有効な美容成分や予防法も詳しく解説。目もとのエイジングケアにピッタリのスキンケアアイテムもご紹介していますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。

目もとの悩み

マスクを着けていると、目もとの印象がより際立ちますよね。目もとの印象で実年齢よりも若く見られたり、場合によっては老けて見られてしまうことも。ここでは気になる目もとのお悩みについてご紹介していきます。

たるみ

涙袋の周辺が目立ってきたように感じたら、目の下の皮膚がたるみ始めている可能性があります。目もとがたるんでハリを失うと老けて見えるだけでなく、疲れているような印象を受けやすくなります。

小じわ

目もとの小ジワは主に2種類。皮膚の乾燥によって引き起こされる「乾燥ジワ」と、笑ったときや眉を寄せたときに現れる「表情ジワ」です。加齢とともに気になってくる「乾燥ジワ」は、放置しておくとより深いシワになってしまうこともあります。「表情ジワ」は眉間や目じりにできやすく、眉間のシワが深くなると機嫌が悪いと思われてしまうことも。

くま

目もとの小ジワは主に2種類。皮膚の乾燥によって引き起こされる「乾燥ジワ」と、笑ったときや眉を寄せたときに現れる「表情ジワ」です。加齢とともに気になってくる「乾燥ジワ」は、放置しておくとより深いシワになってしまうこともあります。「表情ジワ」は眉間や目じりにできやすく、眉間のシワが深くなると機嫌が悪いと思われてしまうことも。

くぼみ

加齢によって目もとがくぼんでくると、上まぶたに影ができて実年齢よりも上に見られたり、やつれた印象に見えてしまいます。肌に陰ができてしまうため、メイクでカバーしにくいのも特徴です。

目もとの悩み、たるみやシワ、くまの原因とは?

目もとのたるみやシワが気になると、メイクもなんだか決まりませんよね。目もとのお悩みの原因について詳しく見ていきましょう。

目の周りの筋力の低下

眼球の周りにはドーナツ状の筋肉があり、これを「眼輪筋(がんりんきん)」といいます。眼輪筋は「瞼板前部(けんばんぜんぶ」・「隔膜前部(かくまくぜんぶ)」・「眼窩部(がんかぶ)」の3つの筋肉で構成されていて、まぶたの開け閉めや涙を集める役割を持っています。この眼輪筋が加齢によって衰えるとまぶたや目の下の脂肪や皮膚を支えられなくなり、たるみやシワ、くぼみを引き起こします

紫外線ダメージ

紫外線ダメージもたるみやくまなど、目もとのお悩みに深く関わってきます。紫外線を繰り返し浴びることで、真皮にあるコラーゲンやヒアルロン酸を生成する役割を持つ「線維芽細胞(せんいがさいぼう)」が委縮し、肌の弾力やハリが失われる原因に。また肌の乾燥を引き起こすため、肌のターンオーバーが乱れがちになり、目もとのシワやくま、たるみにつながります。

紫外線ダメージもたるみやくまなど、目もとのお悩みに深く関わってきます。紫外線を繰り返し浴びることで、真皮にあるコラーゲンやヒアルロン酸を生成する役割を持つ「線維芽細胞(せんいがさいぼう)」が委縮し、肌の弾力やハリが失われる原因に。また肌の乾燥を引き起こすため、肌のターンオーバーが乱れがちになり、目もとのシワやくま、たるみにつながります。

目の疲労

スマートフォンやパソコンの画面を長時間見る機会が多い現代では、目に疲労が溜まりやすくなっています。目もとに疲れが溜まると周辺の筋肉が硬くなり、血流が悪くなって皮膚の新陳代謝がスムーズにいかなくなります。老廃物が正常に排出されずくまの原因になったり、まばたきの回数が減少して眼輪筋の衰えを引き起こし、シワができやすくなる可能性が高まります。

ハリ・弾力に関する皮膚組織の減少

皮膚の角質のうるおいを保つ成分であるコラーゲンや、目もとの皮下脂肪の量は20代前半がピーク。その後は年齢を重ねるにつれ、徐々に減少していくと言われています。目もとのハリや弾力が加齢によって失われていくと、まぶたのたるみやくぼみを引き起こします。

目もとの悩みに有効な美容成分とは?

たるみやハリ不足など、気になる目もとのお悩みをサポートしてくれる美容成分をご紹介していきます。

コラーゲン

ゼラチンの材料としても知られるコラーゲンは、皮膚や軟骨、血管などの組織を形成するたんぱく質の一種です。人の体の中に存在するたんぱく質の約30%がコラーゲンとされています。表皮の内側にある「真皮」は肌のハリや弾力を保ち維持する役割を持っていて、肌の本体ともいえる部分。この真皮の大部分がコラーゲンで構成されています。コラーゲンは、紫外線や乾燥、また加齢などの要因によって減少する傾向が見られます。そのため、コラーゲン減少の要因を取り除き、さらに体内でコラーゲンが作られるようケアしていくことが肌のハリと弾力を保つうえで大切になってきます。

ビタミン

ビタミンC
美容成分としてもおなじみのビタミンCは、皮膚や粘膜を健全に保つ働きを持ち、肌のハリや弾力を保つコラーゲンを生成する際にも必要不可欠な成分です。さらに鉄の吸収をサポートしたり、美肌の大敵とも言えるストレスへの抵抗力を強める働きも持っています。

ビタミンA
ビタミンAは体の発育を促したり、ビタミンCと同じように皮膚や粘膜の健康を維持する働きを持っています。ビタミンAが不足すると暗いところで目が見えにくくなる「とり目」が引き起こされるなど、目の健康にも大きく関わる成分です。

ヒアルロン酸

ヒアルロン酸は保水力に優れた成分です。人の体内で生成される成分で、皮膚の表皮・真皮のほか、目や軟骨にも存在していて、各部位で潤いを保つ働きを持っています。加齢とともにヒアルロン酸の量が減少していくと、肌のハリやみずみずしさが失われる原因に。目の潤いを保つうえでもヒアルロン酸が重要です。目の乾燥はドライアイや疲れ目にもつながります。また、関節の軟骨にもヒアルロン酸が含まれているため、ヒアルロン酸が減少すると手足の曲げ伸ばしにも影響が出てきます。このように体の様々な場所で必要とされることから、積極的に補っていきたい成分です。

目もとの悩みの対処法

目もとは人の印象を決める上で重要なパーツ。普段のケアで若々しい印象に保ちたいですよね。目もとのお悩みの対処法をご紹介していきます。

保湿をしっかりと

目の周りは皮膚が薄いため、乾燥しやすい箇所です。乾燥は肌の新陳代謝の乱れを引き起こす原因になるため、放っておくとシワやくすみ、肌のハリの減少につながります。毎日の保湿をしっかり行っていくことが大切です。化粧水・乳液にプラスして、目もと専用のアイクリームを使用するのもおすすめです。

眼輪筋を鍛える

眼球の周りにある「眼輪筋(がんりんきん)」の筋力が低下すると、目の下のたるみやシワ、くまの原因に。眼輪筋を鍛えるエクササイズをして筋力をキープすることで、目もとのお悩みを軽減させましょう。簡単なエクササイズの方法は次の通りです。

①  手の指で上まぶたの中心を眉下あたりまで引き上げて優しく押さえ、目を閉じて10秒間キープする。

②  まぶしいときに目を細めるようにして、そのまま10秒間キープする。

③   目じりの少し上あたりを指で優しく押さえて斜め上に軽く引き上げ、目を閉じて10秒間キープする。

目もとのマッサージ

長時間パソコンやスマートフォンの画面を見るなど、目を酷使したときにはマッサージで目の周りの筋肉をほぐしてあげましょう。指の腹を使ってこめかみや目頭を優しく押さえることで血行が良くなり、目の下のたるみやクマに効果的。マッサージ用のオイルやクリームを使用して摩擦を軽減させ、肌に負担がかからないように行いましょう。

表情に気をつける

普段何気なくしてしまう表情にも注意してみましょう。例えば眉間にシワを寄せるクセがついてしまうと、眉間にできたシワが戻りにくくなってしまう可能性が。肌にハリがある状態だと笑顔になったときの目じりのシワは元の表情になれば戻りますが、年齢を重ねるとともにハリが減ってきてしまうと笑いジワも元に戻りにくくなります。とはいえ笑顔は表情筋を動かすことになるので悪い面ばかりではありません。強く目をつぶりすぎたり、大げさに笑ったりといった表情に注意してみてくださいね。

集中保湿ケア

目もとのハリがない、なんとなく疲れて見えると感じたら、普段の化粧水+乳液のスキンケアに加えて、目もと用のパックやアイクリームを使って集中保湿ケアをするのがおすすめです。乾燥によるくすみを予防したり、目もとのハリを復活させるのに効果的です。

効果的な成分が含まれたスキンケアアイテムを使う

目もとのお悩みに効果的な成分が配合されたスキンケアアイテムを使って肌のハリや弾力をアップさせましょう。コラーゲンの生成に欠かせないビタミンC、皮膚や粘膜を健全に保つ働きをするビタミンA、高い保水力を持つヒアルロン酸などの成分がおすすめです。

目が疲れたら休憩を

疲れ目は目もとのたるみやくま、シミの原因に。目が疲れた、と感じたら休憩を挟みましょう。しばらく目を閉じて休んだり、目薬で潤いをチャージするのも良いでしょう。寝る前に蒸しタオルで目もとを温めるのもおすすめです。温めることで血流が良くなり、目の周りの緊張した筋肉がほぐれます。

目もとの悩みの予防法

目もとのたるみやくま、シミは現れる前に防ぎたいですよね。ここでは目もとのお悩みを予防する方法についてご紹介していきます。

むくみ予防

体内の水分が正常に排出されなかったり、水分を多く摂りすぎると、顔や体がむくみやすくなります。むくみを解消できないままでいると老廃物が排出されずに蓄積されてしまい、たるみやくすみ、くまなど、目もとにも影響が出てくる可能性が高まります。適度な運動で汗をかいたり、湯船にゆっくりつかるなど、新陳代謝を高めていくことでむくみを予防しましょう。寝る前に水分を摂りすぎないことも大切です。

頭皮マッサージ

頭皮と目もとのたるみには、実は密接な関係があります。顔の皮と頭皮はつながっているため、頭皮の弾力や筋力が減少してたるんでくると余った皮膚が下に押し下げられ、目もとがたるみやすくなります。そのため、頭皮マッサージで頭皮を柔らかくして筋力をアップすることは目のたるみの解消にもつながります。簡単な頭皮マッサージの方法をご紹介します。

耳の上をマッサージ
耳の付け根の上あたりの頭皮に指を添えて、側頭部を持ち上げるようにマッサージします。目のたるみの他にフェイスラインをアップさせる効果も。

生え際をマッサージ
おでこの脇の髪の生え際あたりに指を添えて、上に持ち上げるようにマッサージします。目もとのたるみの予防に役立ちます。

UV対策

紫外線は肌の乾燥を引き起こします。目もとは特に皮膚が薄くて乾燥しやすい箇所であることから、紫外線対策が重要です。紫外線は1年中降り注いでいますから、たとえ日差しが強くない季節であっても油断は大敵。日焼け止めと併用してUVカット仕様のサングラスやメガネ、日傘や帽子などのアイテムを活用しましょう。

目もとへのNG行為

デリケートな目もとは、普段何気なく行っていることや良かれと思ってやっていたケアが逆効果になる場合も。目もとのエイジングケアにおけるNG行為をご紹介していきます。

目をこする

目の周りの皮膚は薄いのでダメージを受けやすいため、強くこすったり引っ張ったりするのはNGです。強くこすることで肌の乾燥や色素沈着を引き起こしたり、強く押したり引っ張ったりすることで皮膚が伸びてシワの原因になることも。メイク落としや洗顔の際には、優しく触れるように意識してみてくださいね。落ちにくいアイメイクの汚れをタオルの端などでこするのも要注意。皮膚が色素沈着を起こしてくすみがちな目もとになってしまいます。メイク落としクリームやオイルを馴染ませてから、優しく手やコットンで拭うのがおすすめです。目の周りのマッサージを行うときも同様に、なるべく優しく触れるようにして行ってくださいね。

目を酷使する

液晶画面に視線を長時間集中させたり、目を酷使するのはNGです。目を酷使することで目の周りの血行が悪くなり、くすみやシワにつながることも。他にも目の疲れがひどくなるとドライアイを引き起こしたり、頭痛や肩こりにつながったりと、体に負担が掛かってしまいます。まぶたの一部がピクピク痙攣したという経験をされたことはないでしょうか?これは目の周りの眼輪筋が痙攣している状態で、目が疲れて休憩を必要としているサインです。1時間に5~10分程の休憩を挟み、遠くを見たり肩を回してストレッチしたり、目を休ませてあげるようにしましょう。

毎日のケアを怠る

目の周りは日々の疲れが溜まりやすい場所。皮膚が薄い箇所であることから、洗顔後やお風呂上がりのケアが必要不可欠です。化粧水でたっぷり保湿をしたあとには、乳液やクリームで水分の蒸発を防ぐようにフタをしてあげましょう。目もと専用のアイクリームや美容液でのスペシャルケアもおすすめです。

目もとのエイジングケアのおすすめアイテム

目は顔の印象を左右する部分だからこそ、年齢を重ねても活き活きとした目もとでいたいですよね。美肌のために日本全国から植物のチカラを集めたエイジングケアブランド「coyori」から、目もとのエイジングケア(※1)におすすめのアイテムをご紹介します。

※1年齢に応じたお手入れのこと

高浸透アイクリーム

高浸透アイクリーム

年齢の出やすい目もとの集中ケアにぴったりの高浸透アイクリームです。保水力に優れたヒアルロン酸に着目したケアで、気になる目もとの乾燥小ジワや下まぶたにアプローチ。新開発の「浸透型オリーブヒアルロン酸(※2」がオリーブ油が持つ肌の角質層まで引き込む力を活かし、オリーブヒアルロン酸(※2)を素早くしっかり浸透させます。塗りやすい金属ヘッドも嬉しいポイントです。

※2:コベチアマリナ産生ムコ多糖

濃密美容クリーム

濃密美容クリーム 30g希少な朝摘みのバラ「さ姫」のハイブリッドローズ花エキス配合。気になる乾燥小ジワやハリ不足にアプローチする濃密美容クリームです。潤いを与え、ハリを保つ働きがあるバラは古くから美容に用いられてきました。奥出雲産のバラ「さ姫」は成分が最も濃厚になる朝摘みにこだわり、摘みたてを瞬時に冷凍保存。ふっくらハリ肌へと導きます。さらに4種の植物オイル配合で潤いを閉じ込め、ツヤのある肌を叶えます。

美肌UV下地

美肌UV下地目もとのお悩みを予防するために大切なのが紫外線対策です。美肌UV下地は、1本で日やけ止め・くすみ補正・薄化粧効果・皮脂コントロール・化粧崩れ防止・ハリ感アップ・紫外線ダメージケアの7役の機能を持つ、多機能な化粧下地。SPF37・PA+++で紫外線をカットしながら日中のメイク崩れも防ぎます。オリーブ果実油、ユズ種子油、ツバキ種子油、コメヌカ油の4種の100%天然植物オイルで皮脂を補いながら、肌を自然にカバーして一日中明るいツヤ肌を叶えます。

活き活きとした目元に

目もとのお悩みの原因や対処法、予防法等についてご紹介しました。たるみやシワ、くまなど、年齢を重ねるにつれ気になってくる目もとのお悩み。顔の中でも注目されることの多い目もとは疲れや体調が出やすい部分でもあります。毎日適切なケアをして、活き活きとした目もとを手に入れてくださいね。

監修者:みずほクリニック 院長 小松 磨史(こまつ きよし)先生

日本形成外科学会・認定専門医、日本美容外科学会・正会員、医学博士。札幌医科大学・大学院卒業。米国フロリダ・モフィット国立癌センター勤務(ポストドクトラル・フェロー)後、札幌医科大学・形成外科 助教、北海道砂川市立病院・形成外科 医長、大塚美容形成外科入職(大塚院・金沢院・名古屋院など)を経て、2014年みずほクリニック開院。形成外科・美容形成外科での豊富なオペ実績とあわせ、レーザー治療や注入術へ対する独自理論を追求し、患者様の理想とする姿を目指し的確でスピーディな結果を出すことに意欲を注ぐ。

みずほクリニック:https://mizuhoclinic.jp/