美白ケアの正しい方法とは?白い肌を手に入れよう!

美容の基本 2022.01.24
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「美肌」と聞くと、想像するのは透明感のある白い肌ではないでしょうか。そんな白い肌を手に入れる方法や、肌が黒っぽく見える原因、美白ケアにおすすめのアイテムをご紹介します。

肌が黒っぽく見える原因は?

「白い肌ではない」ということは、肌が黒っぽく見えているということです。その原因はどんなところにあるのか、解説していきます。

日焼け

くすみも肌が黒っぽく見える原因です。くすみは、肌のターンオーバーが乱れや、睡眠不足による血行不良、糖化(タンパク質や脂質が余分な糖と結びつき、身体の細胞などを劣化させる現象)によって引き起こされます。

シミ・そばかす

シミやそばかすはほとんどの場合紫外線によってメラニンが生成され、できたもの。日焼け同様、肌のターンオーバーが正常なはたらきをしていれば、メラニンは排出されますが、ターンオーバーが乱れていたり、加齢によってターンオーバーに時間がかかったりすると、なかなか排出されないことがあります。

乾燥

肌の乾燥によっても肌が黒ずんで見えることがあります。

肌が乾燥していると、キメが乱れ、ハリも低下した状態です。そうなると、肌の表面が凸凹になり、影ができます。それが、肌全体がくすんで見える原因です。また、肌が同じ場所で炎症を繰り返すと、色素沈着が起こり、肌が黒ずむこともあります。
さらには睡眠不足や偏った食事、ストレスによって肌のターンオーバーが乱れると、バリア機能が低下し、乾燥を引き起こすことがあります。

貧血・血行不良

貧血になると、血液に含まれる赤血球「ヘモグロビン」が減ります。そうなると、血は黒っぽい赤色になり、顔色が悪く見えてしまうのです。

また、血行不良によって肌に十分な栄養が行き届かなくなると、顔色がくすんで見えることがあります。

肌はどこまで白くできる?

「美白といっても、どこまで白くできるの?」と疑問に思うことでしょう。美白ケアを行ったとしても、肌の白さには限界があります。肌の白さは、「生まれ持った肌の色まで」です。

人間は、もともと生まれ持った肌よりも白くなることはありません。美白ケアでは、メラニンの生成を抑える、阻害する、沈着したメラニンを薄くすることしかできないからです。よって、もとの肌の白さよりも白くなることはありません。

もとの肌の白さを確認するには、お腹の色や腕の内側の色をチェックしてみてください。これらの部分は、紫外線の影響をほとんど受けていないため、もともとの肌の色といってよいはずです。この肌の色を目指して、美白ケアを行ってみましょう。

美白ケアの方法・生活習慣

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美白のためのケア方法や、生活習慣で気をつけたいポイントを説明していきます。

美白アイテムを使う

美白アイテムには、化粧品や洗顔料などがあります。これらの美白アイテムを選ぶときには、ビタミンC誘導体、トラネキサム酸、ハイドロキノン、エラグ酸などといった、美白有効成分がふくまれたものがおすすめです。美白アイテムを使うことで、メラニンの生成を抑え、くすみやシミの少ない肌に導いてくれます。

紫外線対策

美白ケアでもっとも大切なのは、紫外線を浴びないことです。紫外線を浴びると、メラノサイトを活性化させてしまい、その結果、肌を黒くなったり、シミのもととなってしまいます。日焼け止めをこまめに塗ったり、帽子や日傘を活用して、1年中紫外線対策を徹底しましょう。

美白に有効な栄養素を食事で摂る

美白には、ビタミンCやビタミンE、リコピンといった栄養素を摂ることも有効とされています。

ビタミンCには、メラニンの生成を抑えつつ、還元(色を薄くする)を促す作用があります。多く含まれる食べ物は、赤ピーマンや黄ピーマン、ブロッコリー、キウイフルーツ、イチゴなどです。

ビタミンEは、強い抗酸化作用をもつ栄養素。この作用により、皮脂を酸化させてシミをつくる「活性酸素」を取り除き、美白効果が期待できます。多く含まれる食べ物は、ナッツ類、ドライトマト、モロヘイヤ、大豆などです。

リコピンも、ビタミンE同様、強い抗酸化作用があります。多く含まれる食べ物は、トマト、スイカ、柿、あんず、マンゴー、ピンクグレープフルーツなどです。

日々の食事のなかに、これらの栄養素を多く含む食べ物を積極的に取り入れるとよいでしょう。

質の良い睡眠をとる

美白には、良質な睡眠が不可欠です。人は、寝ているときに成長ホルモンが分泌されます。この成長ホルモンには、皮下組織の水分を保つ働きや、皮膚のターンオーバーの促進、皮膚細胞の分裂、再生を促進する働きがあります。そのため、良質な睡眠によって、肌のハリやうるおいを保てるのです。うるおいのある肌はバリア機能が高く、シミを予防できます。

良質な睡眠をとるためには、
・22時から2時までには寝る
・寝る3時間前までに食事を済ませる
・自分に合った寝具を使う
・日中に太陽の光を浴びる
・寝る前は、テレビやスマートフォンなどのブルーライトを浴びないよう、見ないようにする
・光、香り、温度、湿度など、寝る空間の環境を整える
などを心がけましょう。

適度な運動を

血行不良による肌のくすみを改善するには、適度な運動も必要です。運動により、血液とリンパの流れをスムーズにすれば、肌の血色がよくなり、ターンオーバーも促してくれます。

運動は、毎日続けられるものにしましょう。たとえば、一駅分歩く、エスカレーターをなるべく使わず、階段を上り下りする、ストレッチやエクササイズ、ヨガを行うなどがおすすめです。

ほうれい線におすすめのアイテム

美白に有効な成分と、その特徴、効果を解説していきます。美白アイテムを選ぶときには、以下の成分が配合されているかチェックしてみるといいでしょう。

ビタミンC誘導体

ビタミンCを改良し、ビタミンCを肌に浸透しやすいようにした成分。シミのもととなるメラニンの発生を抑制する効果や、メラニンを還元する作用により、シミを薄くする効果があります。

アルブチン

コケモモの葉(ウワウルシ)やサンタベリーなどの植物に存在する美白有効成分。メラニン生成に必要な酵素チロシナーゼの働きを抑制する作用をもち、シミやそばかすを防ぎます。

トラネキサム酸

アミノ酸の一種で、抗炎症効果や止血効果を持ちます。メラノサイトの働きを抑制する作用もあり、シミ、そばかすの予防効果、肝斑の改善効果がある成分です。

美白ケアで白く美しい肌へ

美白ケアの最大のポイントは、メラニンの生成を抑え、還元を促すことです。そのためには、紫外線対策を万全にし、美白アイテムを活用することが大切です。また、食事でビタミンCなどを意識して取り入れる、良質な睡眠をとる、適度な運動をするといった規則正しい生活習慣も心がけるようにしましょう。