メラニンとは?どんな働きがある?シミの原因になる沈着を防ぐ方法も解説!

美容の基本 2022.03.24
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メラニンとは?メラニンの働きやシミ・そばかすの原因になる色素沈着を引き起こす仕組みについて詳しく解説しています。さらにメラニンの沈着を防ぐ方法や日常生活に取り入れられるシミ対策の方法もご紹介しています。

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メラニンとは?どんな働きがある?

メラニンとは、人や動物の体内で生成される色素のことをいいます。メラニン色素には黒褐色の「ユーメラニン」と橙赤色の「フェオメラニン」の2種類があります。黄色人種はユーメラニンとフェオメラニンの両方を持っていて、この2つのメラニン色素の比率によって皮膚や髪・瞳の色に違いが出てきます。同じ黒髪でも濃い黒色だったり茶色がかった黒だったりと、人によって肌色や髪色に微妙な違いが生まれるのはこのためです。
メラニンの役割は、紫外線のダメージから肌や髪を守ること。紫外線を浴びると皮膚の一番外側にある表皮の基底層にあるメラノサイト細胞からメラニンが生成され、肌の色を濃くすることで紫外線のダメージを軽減させます。日焼けやシミの原因としてマイナスイメージのあるメラニンですが、本来は私たちの体を守るために作られているのですね。

メラニン色素が増える原因

紫外線によるダメージから肌や髪を守ってくれるメラニン色素ですが、増えてしまう原因には次のようなものがあります。

・紫外線を浴びる
・肌に擦るなどで刺激を与える
・疲労やストレスを溜める
・ホルモンバランスの乱れ
・睡眠が不足している
・栄養バランスが偏る
・喫煙をする

先に述べたように、メラニン自体は悪いものではありません。しかし、上記のような原因で過剰に作られたメラニンがターンオーバーの乱れにより身体の中に蓄積されると、色素が沈着してしまいシミとなります。また、呼吸によって体内に取り込まれた酸素をエネルギーに換える際に出る活性酸素は、様々な病気を引き起こす要因と言われており、メラニンの生成を促すためシミが出来る原因にも繋がると言われています。

メラニンが過剰になるとどうなる?

紫外線から肌を守る働きを持つメラニンですが、過剰に生成されるとシミやそばかすの原因になることも。
肌が紫外線を浴びるとそのダメージを軽減させるためにメラニンが生成され、皮膚の細胞を守る役割をします。作り出されたメラニンは、肌の新陳代謝によって徐々に肌の表面に押し上げられ、最後には古い角質とともに体の外に排出されます。これを肌のターンオーバーと呼び、健康的な肌であれば約28日のサイクルで作り出されたメラニンが排出されて徐々に元の肌色に戻っていきます。ただし、過剰にメラニンが生成されてしまうとメラニンの排出が追いつかず、肌表面に蓄積されて色素沈着を起こしてしまいます。そのまま色素沈着が進むとシミやそばかすになってしまう可能性が高まります。
過剰にメラニンが生成されてしまう主な原因は紫外線です。紫外線を長時間浴びる、または短時間でも強い日差しを浴びた場合などは、メラニンを作り出すメラノサイト細胞が活性化し、メラニンの生成が盛んになります。また、ターンオーバーの乱れも色素沈着の原因に。通常であれば生成されたメラニンは肌の表面に排出されていきますが、肌のターンオーバーが乱れているとメラニンの排出が滞り、色素沈着を引き起こします。

メラニンの沈着を防ぐにはどうすればよい?

メラニンによる色素沈着を防ぐポイントについて解説していきます。

メラニンが過剰に生成されるのを防ぐ

肌の色素沈着は、過剰に作られたメラニン色素が正常に排出されず、皮膚に残ってしまうことで引き起こされます。そのため、メラニン生成の主な原因である紫外線を浴びすぎないことが色素沈着を防ぐ上で大切なポイントとなります。紫外線を浴びすぎると、肌や髪の乾燥を引き起こしたり肌のハリや弾力が失われたりと、色素沈着以外にもデメリットがたくさん。日差しが強い季節だけでなく、年間を通して日常的に紫外線対策をすることが大切です。

ターンオーバーを正常に整える

ターンオーバーとは、肌の新陳代謝のことを言います。健康的な肌であれば、皮膚の基底層で作り出されたメラニンが皮膚表面に押し上げられ排出されていきますが、ターンオーバーの乱れた肌ではこの排出がスムーズにいかず、メラニンが皮膚に残ってしまい色素沈着を起こします。そのため、色素沈着を防ぐには肌のターンオーバーを正常なサイクルに整えることが大切です。ターンオーバーの乱れは、シミの他にもシワや肌の乾燥、透明感の低下などにもつながります。普段のスキンケアや生活サイクルなどを見直して、ターンオーバーを正常に整えることが美肌への近道です。

肌に刺激を与えないようにする

紫外線を浴びたときだけでなく、肌に刺激が与えられた場合にもメラニンが生成されます。肌に摩擦などの刺激が与えられると、皮膚の細胞を守ろうとしてメラノサイトが働き、メラニンを作り出します。慢性的に刺激が与えられるとメラノサイトがメラニンを作り続けるため、その部分が黒ずんでしまうことも。そのため、顔や体を洗うときやタオルなどで拭くときにはゴシゴシ擦らず、なるべく優しく触れるようにするのがポイントです。

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日頃から出来るシミ対策は?

日常生活にすぐに取り入れられるシミ対策をご紹介していきます。

紫外線予防

適度な日光浴は人の体にとって有益ですが、長時間紫外線にさらされたり、強い日差しを浴びることは肌や髪にダメージを与える原因になります。メラニンの過剰な生成を防ぐためにも、しっかりと紫外線対策をしていきましょう。屋外でのレジャーや長時間の外出時には帽子や日傘、アームカバーなどのUVケアアイテムの使用がおすすめです。日常生活の中でのうっかり日焼けにも注意。家の中や車の運転中にも窓ガラスを通して紫外線が入ってくるので油断大敵です。UV効果のある化粧品や日焼け止め乳液をうまく活用して紫外線から肌を守りましょう。

保湿ケア

肌が乾燥していると肌のバリア機能が低下し、紫外線や細菌などの外部からの刺激を受けやすくなってしまいます。すると、皮膚の内部を守ろうと体が肌のターンオーバーの速度を早めて角質細胞を作り始めます。急ピッチで作り出された角質細胞は形が不揃いで未成熟な状態のため、皮膚はなめらかさを失ってしまいます。さらに剥がれ落ちる機能も低下しているため、皮膚の表面に蓄積して肌が透明感を失う原因にも。このように、肌の乾燥はターンオーバーの乱れを引き起こし、メラニンの排出にも影響を及ぼします。シミを予防するためには毎日の保湿ケアが重要です。うっかり紫外線を長時間浴びてしまったときには特に念入りな保湿ケアを。化粧水でたっぷり水分を補給したあとには、乳液やクリームなどの油分でフタをしてうるおいを肌に留めましょう。

美白ケア

メラニンの生成が活性化し始めるのは、紫外線を浴びてから約48~72時間後とされています。メラニン生成が活性化する前に美白成分を含むスキンケアを行うのがおすすめです。
メラニンを生成するメラノサイトの働きを抑える効果を持つ「トラネキサム酸」、メラニンが作られるときに働く酵素の活動を抑える効果を持つ「ビタミンC誘導体」・「エラグ酸」・「コウジ酸」・「アルブチン」、シミの改善や予防に効果のある「ハイドロキノン」などの成分が含まれているものが効果的です。

栄養バランスのとれた食生活

栄養バランスのとれた食生活は健康的な肌を育みます。食事にもシミに効果的な食品を取り入れて、体の中からシミ対策をしていきましょう。

ビタミンC

シミやくすみの原因となる活性酸素を除去するとともに、酸化したメラニンを還元する効果があります。ブロッコリー、キャベツ、ジャガイモ、イチゴなどに多く含まれています。

ビタミンA

皮膚の健康をサポートする働きをし、抗酸化作用があるためシミやくすみに効果的です。チーズ、玉子、レバー、ニンジンなどに多く含まれています。

ビタミンE

抗酸化作用があり、さらに血流を促して栄養を体全体に行き渡らせる働きをするため、肌のターンオーバーを整えるのに効果的です。アーモンド、ホウレンソウ、アボカド、植物油などに多く含まれています。

L‐システイン

ターンオーバーを整え、活性酸素を抑える働きをします。かつお節や大豆、小麦粉などに多く含まれています。

規則正しい生活

シミ対策として紫外線対策やスキンケアとともに行っていきたいのが規則正しい生活です。睡眠不足やストレスは肌のターンオーバーの乱れにもつながります。十分な睡眠と適度な運動を日常生活に取り入れて、肌も体も健やかに保ちましょう。一日の終わりにストレッチをしたり腹式呼吸を行うなど、リラックスタイムを設けるのもおすすめです。

メラニン対策を行い健康的な素肌を

メラニンの働きと色素沈着を防ぐ方法、日頃からできるシミ対策についてご紹介しました。本来は肌や髪を守る役割を持つメラニン。過剰に生成されないようにすることと、排出が正常に行われるように肌のターンオーバーを整えることがメラニンによる色素沈着を防ぐポイントです。紫外線対策とスキンケアはしっかりと。さらにシミに効果的な食品などをバランスよく取り入れ、メラニンと上手に付き合いながらシミやくすみのない健康的な肌を手に入れましょう。

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