化粧水の使い方で肌が変わる!効果を上げる方法とNG行動を総おさらい!

美容の基本 2022.07.13
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化粧水の効果的な使い方とNGな使い方など、化粧水の基礎をおさらい!お肌の調子が良くないときにチャレンジしたい応用的な使い方や肌悩み別の化粧水の選び方も詳しく解説しています。おすすめの化粧水もご紹介していますので、ぜひ化粧水選びの参考にしてみてくださいね。

化粧水の基礎をおさらい 効果と役割とは?

化粧水の主な役割は「肌に水分を補うこと」と「肌を整えること」です。肌は乾燥した状態になると外部からの刺激を受けやすくなり、うるおいをキープする力が低下して様々な肌トラブルを引き起こす原因に。化粧水で水分や保湿成分を補給して乾燥から守り、バリア機能を正常に働かせることで柔らかくなめらかな肌を保つことができます。さらに次に使う乳液や美容液を吸収しやすい状態にする効果も得られます。

化粧水を使用する際の重要なポイントとは?

化粧水の使い方のコツを抑えて効果を十分に発揮してもらいましょう。化粧水を使用する際のポイントをご紹介していきます。

肌が敏感になっているときや肌荒れを起こしているときには、手を使って化粧水を馴染ませるのがおすすめです。手の温度が顔の表面を温めて血流が良くなり、化粧水が浸透しやすくなる効果もあります。手のひらに化粧水を適量とり、両手で優しく顔全体に馴染ませます。強く叩いたり擦ったりするのはNG。小鼻の周りや目もとなど、塗りムラが生まれやすい細かい部分にも丁寧に化粧水を馴染ませましょう。

コットン

コットンを使って化粧水を塗るときに大切なのが、化粧水をコットンにたっぷりと含ませること。化粧水を少量しか付けないと摩擦が起きて刺激になり、肌に負担をかけてしまいます。肌との摩擦を抑えるために、コットンには裏側が透けて見えるくらいたっぷり化粧水を浸しましょう。コットンのメリットは塗りムラができにくく、顔全体をしっかりと保湿できること。スペシャルケアとしてコットンパックに使用することもできます。

適量

化粧水の適量は、メーカーや商品によって推奨されている使用量を守るのが基本です。多く付けたからといって化粧水の与える効果が倍増するわけではありません。化粧水を無駄なく使うためにも、商品ごとに推奨されている使用量を使うようにしましょう。具体的な使用量が示されていない場合には、サラサラとしたテクスチャーの化粧水の場合は500円玉くらい、しっとりとしたテクスチャーの化粧水の場合は500円玉よりも少し少ないくらいの量が目安です。一度に塗り切れない場合は、数回に分けて顔に付けるのがおすすめです。

順番

スキンケアの順番は、化粧水→美容液→乳液→クリームが基本です。
お風呂上りや洗顔のあとは肌が乾燥しやすい状態になっているため、なるべく早いタイミングでの保湿が大切です。化粧水で水分を補給し、次に使う美容液や乳液が肌に入りやすい状態に整えましょう。

化粧水の基本的な使い方 2STEP

慌ただしい朝と時間に余裕のある夜では、化粧水の役割にも違いが出てきます。化粧水の基本的な使い方を朝と夜に分けてご紹介していきます。

朝のスキンケアは寝ている間に分泌された皮脂や汗を落とし、紫外線など日中の肌ダメージを防ぐのがポイントです。スキンケアにあまり時間が取れないという方も多いと思いますが、肌の乾燥を防ぐためにも化粧水・乳液を使った保湿は欠かさず行いましょう。まずは洗顔で皮脂や汗などの汚れを落として優しくタオルで水分を拭き取ったら、時間を置かずに化粧水を付けましょう。次に使う美容液や乳液の浸透を高め、メイクの仕上がりをサポートしてくれる効果もあります。

夜のスキンケアは、メイクや皮脂などの汚れを落とし、日中の肌ダメージから肌を回復してあげるのがポイントです。夜はスキンケアに時間を取りやすいタイミングですから、一日を乗り切ったお肌を丁寧にケアしてあげましょう。クレンジングでメイクをオフして洗顔したあとは、化粧水でたっぷりと保湿を。コットンを使ったパックもおすすめです。

化粧水の効果を上げる応用的な使い方

乾燥によるお肌のくすみや乾燥が気になるときにおすすめ。いつものスキンケアにプラスした応用的な化粧水の使い方をご紹介していきます。

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パック

特に肌の乾燥が気になるというときや、皮脂やほてりが気になる部分にはコットンパックがおすすめです。キメを整え、肌をふっくらとさせる効果がありますよ。コットンに化粧水をたっぷりと含ませたら、気になる部分や顔全体にコットンを貼り付けるだけ。放置時間は3分程度が目安です。あまり長い時間貼り付けていると逆に肌の乾燥を引き起こしてしまう可能性があるのでご注意ください。コットンパックは毎日行ってもOKですが、肌が敏感になりすぎている時はお休みして週に2~3回のスペシャルケアとしてもおすすめです。

美容液との併用

毎日しっかり保湿しているはずなのになんだか肌の調子が良くないというときには、いつものスキンケアにプラスして美容オイルを取り入れてみるのがおすすめです。化粧水を付ける前に美容オイルを付けて肌を柔らかい状態に整えておくことで水分が浸透しやすくなります。また、乾燥が気になるときには化粧水に美容オイルを1、2滴垂らし、混ぜてから付けると保湿力が高まるので試してみてくださいね。

ミスト

ミストタイプの化粧水は、外出先やメイク直しの際にサッと保湿することができるスキンケアアイテムです。時間がないときや出掛けた先でも手軽に使えて便利なので、バッグに常備しておくのがおすすめです。メイク後に使うとファンデーションの粉浮きが落ち着き、毛穴やヨレの防止にもなります。
特にミストタイプを選ぶ際は保湿成分がきちんと入ったものを選ぶことがおすすめです。水分がメインのミストに比べて肌の中の水分蒸発を抑える効果が期待できます。

化粧水が浸透しにくいとき

化粧水がいつもよりも肌に浸透しにくいなと感じるときは、古い角質が正常に排出されずに蓄積し、肌が硬くなっている可能性があります。ピーリングや拭き取り化粧水などを使って角質ケアをしてみるのがおすすめ。化粧水の前に導入美容液を使って肌を柔らかくしてから化粧水を使うという方法もあります。また、冷えや乾燥によって肌が硬くなっている場合もあるので、化粧水を付ける前に蒸しタオルやスチーマーで肌を温めることも効果的です。

化粧水の前に導入美容液を使ってみる

スキンケアの基本は、化粧水→美容液→乳液→クリームの順番とご紹介しましたが、肌の調子がいまいちだったり、化粧水が肌に入りにくいと感じたときには、化粧水をつける順番を見直してみるのもひとつの方法です。化粧水の前に導入美容液を投入して、肌をほぐして潤し、化粧水の水分が浸透しやすいように肌を整えるのがおすすめです。

化粧水の使い方は肌質によっても変わる?

肌質によっても化粧水の使い方は変わってきます。肌質別におすすめの化粧水の使い方をご紹介していきます。

■乾燥肌
肌のカサつきが気になる乾燥肌の方は、保湿力の高い化粧水でしっかり保湿したあと、乳液やクリームで肌の水分を逃がさないよう蓋をしましょう。乾燥は肌のバリア機能の低下につながり、外部からの刺激に敏感な状態を作り出します。化粧水を付けるときに強く擦ったり叩いたりするのは避け、なるべく優しくタッチしましょう。

■脂性肌
皮脂の分泌量が多く、テカリやベタつきが気になる脂性肌の方も保湿ケアが大切です。皮脂の過剰な分泌は、肌の乾燥が原因で引き起こされることもあります。化粧水・乳液を使った基本のスキンケアで肌の水分と油分のバランスを整えることで、皮脂の過剰な分泌を抑えることができます。収れん化粧水を使ったケアで皮膚を引き締めるのもおすすめです。

■混合肌
乾燥した部分とオイリーな部分が混在する混合肌。皮膚の乾燥が原因でバリア機能が低下している可能性があるので、高保湿かつ低刺激の化粧水を使ったケアがおすすめです。テカりやベタつきが気になる部分にはさっぱりしたタイプの化粧水を使い、乳液など油分を多く含むものは少し控えめに。乾燥した部分にはしっとりしたタイプの化粧水を使うなど、肌の状態によって化粧水を使い分けたスキンケアを心がけると良いでしょう。

化粧水の使い方は肌の悩みにも合わせよう

毛穴の開きや肌のくすみなど、季節や体調によって現れる肌のお悩み。ここでは肌のお悩みごとに効果的な化粧水の使い方を解説していきます。

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毛穴

年齢とともに毛穴のお悩みが増えてきた、という方もおられるのではないでしょうか。肌のハリ不足やたるみによって引き起こされる毛穴の開きには、ビタミンC誘導体やナイアシンアミドなど、肌のハリをアップさせる成分が入った化粧水がおすすめです。毛穴の詰まりや角栓が気になる場合には、ビタミンAや10-ヒドロキシデカン酸などの角質ケア成分が配合された化粧水がおすすめ。コットンを使用する拭き取りタイプの化粧水を使っての角質ケアも取り入れてみましょう。

くすみ

肌のくすみは、乾燥や肌の新陳代謝の乱れの他に、紫外線やストレスなどが原因で引き起こされる場合もあります。生活習慣を見直す、紫外線を浴びないようにするなどの対策を取ることも大切ですが、化粧水で肌をしっかりと潤し、乾燥を防ぐのが基本の対策方法です。洗顔後やお風呂上がりのスキンケアはもちろん、ミストタイプの化粧水を持ち歩き、外出先でもうるおいを補給できるようにして乾燥を防ぐのがおすすめです。

ほてり

長時間紫外線を浴びるなど、日に焼けてほてった肌のケアで大切なのは、冷やすことと保湿すること。まずはほてった肌を流水や濡れタオルでクールダウンさせましょう。氷や保冷剤で冷やす場合は柔らかい布で包むなど、肌になるべく刺激を与えないようにするのがポイントです。肌のクールダウンが終わったら化粧水でたっぷりと保湿を。付けるときにも強くパッティングせず、優しく馴染ませましょう。コットンにひたひたに化粧水を含ませたローションパックもおすすめです。

肌荒れ

肌荒れを起こしているときには、肌荒れの悩みに応じて化粧水を変えて様子を見てみましょう。ニキビにお悩みの方には、角質を柔らかくするサリチル酸、アクネ菌を殺菌するイソプロピルメチルフェノール、肌の炎症を抑えるグリチルリチン酸2Kなどが入った化粧水がおすすめ。肌のカサつきが気になる方には、コラーゲン・ヒアルロン酸 ・セラミドなど、高保湿の成分が入った化粧水がおすすめです。肌に赤みが現れたりヒリヒリする場合は、合成着色料やアルコール、保存料や防腐剤、香料などが含まれていない低刺激の化粧水がおすすめです。症状が落ち着かない、ひどくなるなどした場合には、無理せず皮膚科を受診してくださいね。

 

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やってはいけない化粧水のNGな使い方とは?

間違った化粧水の使い方をしていると、せっかくスキンケアしているのに効果が表れにくいことも。ここでは化粧水のNGな使い方や注意点について解説していきます。

肌を強く擦る・叩く

化粧水を付けるときに強くパッティングしたり擦ったりするのはNGです。肌への刺激は乾燥を引き起こしたり、肌トラブルにつながることも。コットンで付ける場合も手で付ける場合も、化粧水を肌に優しく馴染ませるのがポイントです。

少量しか化粧水を使わない

化粧水には商品ごとに適切な使用量が記載されています。適切な量より少なめに付けてしまうと、その効果を十分に発揮できない可能性があります。具体的な量の記載がない場合は、500円玉くらいの量を適量の目安にすると良いでしょう。コットンを使って化粧水を付ける場合には、肌への摩擦を避けるためにたっぷりとコットンに化粧水を含ませることが大切。適量よりも少し多めの量をコットンに含ませるのがおすすめです。

一度に大量に付ける

一度に大量の化粧水を出してしまうと、手からこぼれ落ちたり化粧水を無駄にしてしまう可能性があります。また、一気に大量の化粧水を付けても肌が吸収しきれないため、数回に分けて馴染ませていくのがおすすめです。

塗りムラができる

顔全体にしっかり化粧水を付けたつもりでも、意外と塗りムラが多いもの。特に髪の生え際や小鼻の周り、頬の外側などは塗り残しが多い場所です。顔全体に化粧水を馴染ませながら、塗り残した場所がないか確認しながら丁寧に付けていきましょう。

パックを長時間付けたままにする

乾燥やほてりが気になるときに活用したいコットンパックですが、気を付けたいのが長時間付けっぱなしにすることです。コットンパックの放置時間の目安は3分ほど。長い時間付けたままにしているとコットンが乾き始めるため、逆に肌の水分が徐々に奪われることになってしまいます。肌の乾燥を招く可能性があるため、長時間付けっぱなしにすることはやめましょう。

自分に合った化粧水の選び方は?

自分に合った化粧水を見つけるには、まずはご自分の肌質を知ることが大切です。肌質別におすすめの化粧水の選び方をご紹介していきます。

■普通肌
肌の水分量が多く、皮脂の分泌量が少なめの「普通肌」は、肌のキメが整い、うるおいが足りている状態。化粧水の選択肢は広く、香りやテクスチャーの好みで選ぶのもおすすめです。

■乾燥肌
肌の水分量と皮脂の分泌量が共に少なめの「乾燥肌」はカサつきがち。乾燥により肌のキメが乱れて、くすみなどにつながりやすい状態です。グリセリンやセラミド、ホホバオイルなどの保湿成分が含まれたしっかりお肌にうるおいをチャージできる高保湿タイプの化粧水がおすすめです。

■脂性肌
肌の水分量と皮脂の分泌量が共に多めの「脂性肌」はベタつきやテカリ、毛穴の開きが気になる状態です。皮脂バランスを整える成分が配合されたものや、さっぱりとした使い心地の化粧水がおすすめです。

■混合肌
肌の水分量が少なく、皮脂の分泌量が多めの「混合肌」は、頬は乾燥しているのに鼻先や顎はテカリが気になるなど、顔のパーツによって肌質が違うのが特徴です。混合肌の方には、カサつく部分には高保湿タイプ、ベタつきがちな部分にはサッパリしたタイプなど、パーツによって化粧水を使い分けるのがおすすめです。
他にも、肌のお悩みやなりたい肌に近づくための美容成分が含まれたものなど、肌悩みにアプローチした化粧水を選ぶ方法もあります。

■ニキビ
皮脂の過剰な分泌が原因でできるニキビの場合は、油分を含まないサッパリとしたタイプの化粧水がおすすめです。肌の乾燥やターンオーバーの乱れが原因のニキビの場合は、肌の新陳代謝を促せるよう、肌をしっかり保湿できる高保湿タイプの化粧水がおすすめです。

■ハリ不足
年齢と共に気になってくるお肌のハリ不足には、コラーゲン・ナイアシンアミド・アスタキサンチン・植物エキス類などのエイジングケア成分が配合された化粧水がおすすめです。

■美白
ビタミンC誘導体・トラネキサム酸など、美白有効成分の配合された化粧水がおすすめです。

また、使い心地やコストパフォーマンスの点から選ぶのもひとつの方法です。朝はさっぱりとしたテクスチャーのもの、夜はとろみがありしっとり馴染むテクスチャーのものなど、ライフスタイルに合わせて使う化粧品を変えるのもおすすめ。毎日使うものだからこそ、心置きなくたっぷり使えるコストパフォーマンス重視で選ぶのも良いですね。肌質や肌のお悩みに加えて使い心地やコストパフォーマンスにも注目して、ご自分にぴったりの化粧水を見つけてみてください。

化粧水のおすすめ商品2選

肌のお悩みや肌質によって使い分けたい化粧水。肌の調子が良くないな、と感じたときは、現在お使いの化粧水を見直してみる絶好のチャンスです。美肌のために日本全国から植物のチカラを集めたエイジングケアブランド「coyori」から、おすすめの化粧水をご紹介していきます。

ミネラル保湿液-雪月-

coyoriミネラル保湿液

乾燥による肌のお悩みにぴったり、ミネラル豊富な島根県産の「玉造温泉」の温泉水をベースにした保湿液です。とろみのあるテクスチャーが肌に馴染んでミネラルをチャージ。一度づけでしっかり肌にうるおいを与え、秋冬の乾燥や冷えなどによる肌悩みをサポートしてくれます。
さっぱりした使用感が好きという方には、同シリーズの「ミネラル保湿液白-風花-」がおすすめ。ビタミンCがレモンの約34倍含まれているアセロラを配合し紫外線で受けた乾燥ダメージもケアするので春夏の肌にぴったりです。

彩醒 化粧水

彩醒化粧水
美肌再生サイクルに着目したCoyori最高峰ケアラインの化粧水です。ハリ不足や肌のくすみなど、加齢により気になってくる肌のお悩みの方にぴったり。強い生命力を持つ美しい3種の蘭、「デンドロビウム」・「レリオカトレア」・「ブラッソカトレア」のエキスをブレンドした「オーキッドエキス」が肌サイクルをサポート。年齢肌にハリと透明感をもたらし、エネルギーが満ち溢れるクリアな肌へ導きます。

化粧水を正しく使ってうるおい肌へ

化粧水の使い方や選び方についてご紹介しました。毎日何気なく使っている化粧水ですが、年齢や季節によってお肌は変化するもの。肌の不調を感じたときには今使っている化粧水を見直したり、使い方を改めてチェックしてみるのがおすすめです。今のご自分に合った化粧水を見つけて、ぜひうるおいのあるお肌を手に入れてくださいね。

監修者:株式会社ピュアラボーテ代表取締役 白崎順子さん

不調に悩む女性のための健康美容エステティシャン。肌を育てる肌育をコンセプトとしたエステサロンを経営。お肌のプロを育成する皮膚理論を徹底解説するエステスクール主催。陰陽五行・臓活エステスクール理事。著書に「カリスマエステティシャンが教える優しい臓活(セルバ出版)」、「エステティシャンが教える 幸せの見つけ方(ギャラクシーブックス)」がある。

株式会社ピュアラボーテ:https://beauty-vavitte.com/