化粧水と乳液の効果的な使い方 役割を理解してスキンケアのポイントおさえよう

美容の基本 2022.07.14
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毎日のスキンケアで使うアイテムはいろいろ。特に化粧水と乳液だけは必ず使っているという方も多いと思いますが、化粧水と乳液の役割の違いについてしっかり理解していますか?また、スキンケアアイテムを使用する順番についても正しく使えていますでしょうか。
今回は、化粧水と乳液それぞれの役割の違い、化粧水と乳液の効果的な使い方とポイント、スキンケアの注意点やNGな使用方法について解説します。さらに、化粧水と乳液の上手な選び方、お悩みに合わせたcoyoriのおすすめアイテムも紹介したいと思います。

化粧水と乳液の知っているようで知らない役割の違いとは?

化粧水と乳液は、肌を健康に美しく保つ代表的なアイテムです。どちらも肌の保湿やキメを整えるために重要ですが役割には違いがあります。きちんと理解しているようでわかりにくい化粧水と乳液の役割の違いについて解説します。

化粧水

化粧水の主な役割は「肌に水分を与える」「うるおいを与え肌のバリア機能を整える」こと。化粧水の成分は8割程度が水(精製水)ですが、残りはヒアルロン酸やセラミドなどの美容成分です。洗顔で汚れや皮脂を落とした肌や、乾燥した肌は外部の刺激から肌を守るバリア機能が低下しています。肌がつっぱるように感じるのも、バリア機能が低下している事が原因の場合も。とてもデリケートな状態になっているので、化粧水でしっかりと水分を与えうるおいを補い、肌のバリア機能を整えることが大切です。

乳液

乳液の主な役割は、化粧水で整えた肌のうるおいを閉じ込めること。化粧水をたっぷりつけても油分が不足していると水分が蒸発してうるおいが逃げてしまいます。それを防ぐために、乳液をつけて油分を補いましょう。また、乳液で油分を補うと硬くなってしまった角質層を柔らかくすることができ、肌を滑らかに整えることができます。化粧水と同じようにスキンケアには必ず必要なアイテムと言えます。

美容液

美容液は、スキンケアの基本アイテムに加えて使うスペシャルケアアイテム。保湿や美白、シミ・シワなど、悩みや目的に合わせたアプローチができる成分が含まれています。自分の肌悩みに合わせて必要なアイテムをプラスしましょう。最近では、化粧水の前に使う導入美容液(ブースター)と呼ばれるものもあります。

クリーム

クリームは乳液と同様に肌に油分を与える役割があります。ただし、乳液よりも油分が多く、水分を保持する力も高いことが特徴です。夏の冷房、乾燥が気になる冬など特にうるおいをキープしたい時の使用がおすすめ。乾燥肌の方の場合、肌の状態をみながら取り入れていきましょう。

マスク

マスクは水分・油分のほか、美容成分がたっぷり含まれたスキンケアアイテムです。特に、肌の悩みを集中的にケアしたい、エイジングケアを始めたい方におすすめ。今まではスペシャルケアとして使われていたマスクですが、シートタイプの使いやすいフェイスマスクも増えているので、毎日のお手入れに取り入れる方も多くなっています。

スキンケアアイテムを使用する正しい順番は?

スキンケアアイテムは、正しく使用しないとそれぞれの効果を発揮することができません。正しい順番、適切な使い方を理解して、うるおいのある健康的で美しい肌を手に入れましょう。

朝の基本的な順番

一日の始まりである朝のスキンケアは、睡眠中の皮脂や汗などの汚れを落とし、外部の刺激から肌を守る役割があります。スキンケアの順番としては、最初に肌の汚れを落とす「洗顔」を行い、すぐに「化粧水」で肌に水分を与えます。その後、「乳液」で油分を与え肌にフタをし、保湿成分を閉じ込めます。最後に、外出時の紫外線のダメージから肌を守るために、日焼け止めや日焼け防止成分の入った化粧下地を使用しましょう。

夜の基本的な順番

夜のスキンケアは、一日の汚れやダメージをリセットし、健康でうるおいのある肌を手に入れるために大切な役割のある時間です。順番としては、まずはメイクや皮脂汚れを落とす「クレンジング」を行います。しっかりとクレンジングしたいからと言って擦りすぎると逆に肌にダメージを与えることになるので、優しく洗い流しましょう。その後、W洗顔が必要な場合は「洗顔」を行います。洗顔後はすぐに「化粧水」で水分とうるおいの補給を。水分を補給したらスペシャルケアの「美容液」を使い、日中に受けたダメージの補修や肌の悩みへの働きかけを行います。スペシャルケアアイテムのあとは、うるおいを逃さないように乳液やクリームで油分の補給を行います。

シートマスクのタイミング

スペシャルケアの一つとして取り入れたいシートマスクは、美容液と同様タイミングで取り入れます。化粧水で肌を整えたあとに使うものが一般的です。まれに洗顔後すぐにつかうものもありますので、使用するシートマスクの使い方や注意事項をしっかりと読んでから使ってください。

乳液先行型

最近では、洗顔後に化粧水ではなく、まず乳液を使うという「乳液先行型」のスキンケアも評判になっています。「乳液先行型」とは読んで字のごとく、洗顔したら化粧水よりも乳液を先に使うこと。乳液を先に使うことで油分で肌が柔らかくなり、化粧水がしっかりと浸透するという効果があると言われています。
乳液先行型でスキンケアを行う場合は、コットンを使って優しくなじませることがポイントです。

化粧水と乳液の効果的な使い方とポイント

化粧水と乳液、その他のスキンケアアイテムの役割の違い、正しい使用順を理解したら、次は効果的な使い方とポイントを抑えましょう。

水の温度

スキンケアを行う上で重要なのが温度です。汚れを落とす「クレンジング」や「洗顔」は皮脂の溶けだしやすい30~34度のぬるま湯がおすすめ。クレンジングアイテムは肌に乗せる前に、手のひらで温めておくと皮脂が浮き上がりやすくなります。汚れを落としたら、化粧水をつけますが、化粧水は人肌の温度でつけることがベスト。肌に行きわたらせたら、肌の奥まで浸透させるように手のひらで抑えましょう。

量の目安

化粧水も乳液も、正しい量を使用しないと効果を発揮できません。それぞれのアイテムには使用量が記載されているので、適正な量を確認してから使用しましょう。
一般的には、化粧水は500円玉2~3枚分の量が適量と言われています。肌の状態に合わせて量を調整しながら、肌がしっかりと潤っていると感じる量を使用しましょう。乳液は、1円玉1枚程度のの量が適量です。化粧水も乳液も、少し多めくらいの量の使用がおすすめです。

ライン使い

ライン使いとは、同じブランドの同じシリーズのアイテムを使うことです。ブランドとしては、アイテムをシリーズで統一することを推奨していますが、バラバラに使うことがダメなわけではありません。ライン使いすることは、アイテムごとの相乗効果が期待できる、アイテムごと成分の組み合わせを気にしなくて良い、期待する効果の目的にアプローチできるなどのメリットがあります。反対に、デメリットとしては、アイテムを揃えることで高額になりがち、気になる他のスキンケアアイテムを取り入れにくいなどがあります。
スキンケアアイテムをライン使いしなくても、効果が無いわけではありません。自分の悩みは肌質にあったアイテムを見つけて使いましょう。

スキンケアの注意点やNGな使用方法とは?

化粧水や乳液を使ったスキンケアでは、どんなことに注意が必要でしょうか。スキンケアを行う上での注意点やNGな使用方法を紹介します。

間違っている例①化粧水と乳液の間隔をあける

化粧水をつけたあと、浸透することを考えて乳液をつけるまで時間を空ける方がいますが、化粧水をつけたらすぐに乳液をつけましょう。間隔を空けてしまうと、せっかくの水分やうるおいが蒸発してしまいます。化粧水のテクスチャにもよりますが、化粧水をなじませたら1分以内に乳液のつけることはおすすめです。

間違っている例②いっぱいつける

つける量が少ないのは問題ですが、肌への効果を期待してたくさんつけることも注意が必要です。たくさんつければたくさん浸透して効果がでるわけではありません。角質層に浸透する量は決まっているため、多すぎても効果を早く感じられるということもないので、最適な量をつけるようにしましょう。特に化粧水は一度にたくさんつけるよりは、何回かにわけてつけるほうが効果が期待できるので、最適な量を2~3回にわけて使うことをおすすめします。

間違っている例③化粧水と乳液を混ぜてつかう

肌につけるという意味では、混ぜて使っても効果は同じような気がしますが、化粧水と乳液を混ぜてつかっても効果が一緒ではありません。逆に、化粧水と乳液を混ぜることでお互いの効果が発揮できないなんていうことにも。それぞれ順番に使うようにしましょう。
また、時間をかけたくない、疲れているから早く寝たいなど、スキンケアが面倒くさいと感じる方には1本で化粧水と乳液の役割になるオールインワンがおすすめ。肌への摩擦も少なくすむというメリットもあります。

間違っている例④必ずコットンでつける

化粧水や乳液は手のひらでつけても、コットンでつけても効果自体は変わりません。摩擦による肌への刺激を考えると、手でつけることがおすすめですが、コットンを使うとムラなく、細かい部分までつけることができます。使うときにどちらが肌にとって心地よいかで選びましょう。

化粧水と乳液の上手な選び方

化粧水と乳液を購入する際には、どんな点に着目すると良いのでしょうか。化粧水と乳液の上手な選び方を紹介します。

選び方①しっかり保湿できるものを選ぶ

乾燥肌の人はもちろん、どんな化粧水や乳液を買えばよいのか分からない人は、しっかり保湿できるものを選びましょう。美しく健康な肌に大切なのは保湿です。化粧水と乳液それぞれに、水分・油分の保湿成分がしっかり入っているかチェックしましょう。どれがしっかり保湿できる成分なのかわからない場合は、「さっぱりタイプ」よりも「しっとりタイプ」を選んでみましょう。

選び方②テクスチャで選ぶ

保湿効果を考えるととろっとしたテクスチャ(質感)のものは、保湿効果が高いと言えます。とろみのある化粧水や乳液は、肌にしっかりと吸着するのでゴワついてしまった肌や、乾燥がひどいときにおすすめです。ただし、皮脂の量が多いとべたつきを感じてしまう人もいるので、自分の好きな使用感に合わせて選ぶようにしましょう。

選び方③悩みと効果で選ぶ

化粧水と乳液には、保湿成分の他に美白、シミそばかす、毛穴ケア、低刺激など特定の肌の悩みや状態に効果があるものも。保湿以外に肌の悩みやトラブルがある人は、プラスアルファの効果のある化粧水や乳液を選んでみるのもおすすめです。

選び方④オールインワンジェルを選ぶ

化粧水と乳液はもちろん、美容液、クリーム、下地、パックなどのスキンケアがひとつでできる「オールインワンジェル」もおすすめです。忙しい朝や早く寝たい夜にも簡単にお手入れできるため、優秀な時短スキンケアアイテムとして人気があります。美容成分の肌へ浸透力や保湿力などをチェックするほか、メイクなじみの良さや美肌効果の種類にも着目して、自分のなりたい肌に合ったものを選びましょう。

お悩みに合わせたcoyoriのおすすめアイテム

coyoriのおすすめ化粧水と乳液を紹介します。肌トラブルやなりたい肌などのお悩み、使用感に合わせて選んで見てください。

Coyori 彩醒 化粧水 100mL

彩醒化粧水

たるみやくすみなど、年齢とともにあらわれる肌トラブルに着目した、肌の生まれ変わりをサポートする化粧水です。「デンドロビウム」「レリオカトレア」「ブラッソカトレア」の3つの蘭(※1)のエキス、「美肌の湯」で有名な玉造温泉水、皮脂膜形成をサポートする舞茸(※2)、高保水力のアロエベラ(※3)などを配合。うるおいをしっかり閉じ込めるだけでなく、肌本来のうるおいを保つ力を高め、ハリのある若々しい肌に。

※1オーキッドエキス  ※2マイタケ子実体エキス  ※3アロエベラ葉水


ミネラル保湿液-雪月- 75mL

coyoriミネラル保湿液

乾燥による肌のお悩みにぴったり、ミネラル豊富な島根県産の「玉造温泉」の温泉水をベースにした保湿液です。とろみのあるテクスチャーが肌に馴染んでミネラルをチャージ。一度づけでしっかり肌にうるおいを与え、秋冬の乾燥や冷えなどによる肌悩みをサポートしてくれます。
さっぱりした使用感が好きという方には、同シリーズの「ミネラル保湿液白-風花-」がおすすめ。ビタミンCがレモンの約34倍含まれているアセロラを配合し紫外線で受けた乾燥ダメージもケアするので春夏の肌にぴったりです。

美容液オイル-月- 40mL

化粧水のあと、乳液・美容液・クリームの役割が1本で叶う美容液オイルです。日本人女性の皮脂バランスを考慮して配合された4種の植物オイル層と、21種の和漢植物エキス配合の美容液層が1つになった2層式が特徴。さらっとした使い心地で肌に良くなじみ、しなやかな肌に。乾燥や肌ダメージによる水分量・皮脂量の低下を防ぎ、ハリとツヤのある肌へ導きます。

化粧水と乳液の効果的な使い、若々しい肌を

化粧水と乳液の役割の違い、スキンケアアイテムの使用する順番について解説しました。化粧水と乳液は、スキンケアの基礎となる重要なアイテムです。正しい使い方でトラブルの少ない、若々しい素肌を手に入れましょう。

監修者:美体造形家 水野志音さん

銀座で女性のくびれに特化した美体造形®︎筋膜リリースエステサロンを経営。。株式会社SPACE X代表。日本エステティック協会認定エステティシャン、日本ダイエット検定1級、日本スーパーフード協会認定スーパーフードマイスター。

即くびれができるとモデルやコンテストファイナリストなど美意識が高い女性から支持される。現在は、サロンに中々通えない人に向けてオンラインエステも主宰し、オンラインエステという新たなエステサロンの形を創り、女性のくびれ創りに貢献している。

筋膜リリースオンラインエステ:https://kinmaku-online-esthe.com/