いちご鼻の原因は?効果的な対策方法を知ってケアしよう!

美容の基本 2022.03.24
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多くの女性を悩ませているお肌トラブルのひとつ「いちご鼻」。毛穴につまった角栓が原因で黒いポツポツができ、イチゴのように見える鼻のことを言います。顔の真ん中にあるだけにとても気になりますよね。

今回はそんないちご鼻の原因を理解し、きれいな鼻を取り戻すための方法を紹介していきます。また、いちご鼻を改善する正しいスキンケアの方法や、やってはいけないNG行動、日常生活でできるいちご鼻ケアなどについても解説していきましょう。

いちご鼻_01

いちご鼻とは?

いちご鼻とは、鼻の毛穴がポツポツと黒ずみ、いちごのように見えることからそう言われています。顔の中心にあるため目立ってしまい、お肌の印象を大きくダウンさせてしまう厄介者です。
いちご鼻には、大きく分けて、角栓が毛穴に詰まっているタイプと、メラニンが沈着しているタイプの2種類があります。
角栓が詰まったタイプの黒ずみは、触ってみるとザラザラしています。角栓とは、古い角質と皮脂が混ざり合ったもので、それが毛穴の中でかたまり、時間とともに酸化して黒ずんでしまったものです。
メラニンの沈着によるものは、触ってもザラザラしていません。紫外線などの影響で過剰に生成されたメラニンが排出されず皮脂に残り、毛穴まわりに色素沈着し、黒ずんで見えるのです。

いちご鼻の原因

では、いちご鼻ができる原因について詳しく見ていきましょう。

ターンオーバーの乱れ

古い角質やメラニンは、通常ターンオーバーと言われる肌の新陳代謝によって皮膚の外に排出されます。ターンオーバーは約28日程度の周期で行われていますが、その周期が乱れてしまうと古い角質やメラニンが排出されず肌に残ってしまいます。それらが酸化や色素沈着をおこし、黒ずみとなるのです。そのため、ターンオーバーの乱れは黒ずみを作る大きな要因と言えます。

皮脂の過剰分泌

いちご鼻の毛穴に詰まっている角栓は、古い角質と皮脂が混じり合ってできたものです。皮脂は水分の蒸発を防ぎ、空気中にあるごみや紫外線から肌を守る大切な役割があります。
しかし、ストレスや生活習慣の乱れから過剰に分泌されてしまうことがあり、さらに鼻のあたりは皮脂の分泌が多いので、他の場所にくらべて角栓ができやすい傾向にあります。それが毛穴に詰まって黒ずみの原因となってしまうのです。

乾燥

肌の乾燥も角栓ができる大きな要因になります。皮膚の水分不足はターンオーバーを乱し、古い角質を蓄積してしまううえ、これ以上の乾燥を防ごうと皮脂を必要以上に分泌してしまいます。乾燥が原因で「古い角質」と「皮脂」という、角栓をつくる2つの要素が増えてしまうのです。

汚れ

メイクや顔についた汚れも、その日のうちにしっかり落とさないと角栓の元となってしまいます。疲れた日はつい手を抜きがちですが、ファンデーションや化粧下地は毛穴を塞いで
いるので毛穴を詰まらせてしまいます。
クレンジングは油性成分のメイクを落とし、洗顔は皮脂の汚れや古い角質は落とします。洗顔+クレンジングの両方を丁寧に行い、その日の汚れを落としきりましょう。

紫外線

紫外線を多く浴びると、肌のDNAが傷つけられ、さまざまなダメージを受けてしまいます。それを防ごうと、肌はメラニンを多く生成し、紫外線のダメージから自らを守ろうとします。
しかし、この多く生成されたメラニンがターンオーバーなどでうまく排出されないと、毛穴周辺に残ってしまい、そこで色素沈着を起こして黒ずみとなってしまいます。
とくに鼻は顔の中で一番高い位置にあり、紫外線を浴びやすい場所なので、ケアが必要になります。

刺激の強い洗顔

汚れを落とさないといけない!という一心で、強い力でゴシゴシ洗ったり、何度も洗顔したりすると、かえって逆効果になる可能性があります。刺激から肌を守ろうと、肌がメラニンを過剰に生成してしまったり、必要以上の皮脂を落として肌の乾燥を招いてしまったりするのです。メラニンの過剰生成や肌の乾燥は、先に述べたように黒ずみの原因となるので注意してください。

いちご鼻を改善する正しいスキンケア方法

ここからは、できてしまったいちご鼻を改善するための正しいスキンケア方法を紹介していきます。大切なのは習慣化し継続していくことです。少しずつで構わないので、できるところから始めていきましょう。

蒸しタオル

洗顔前に蒸しタオルを使うと、毛穴が開いて汚れをしっかり取り除くことができます。
フェイスタオルやハンドタオルを水やお湯に浸して絞り、おしぼりのように丸めて500~600Wの電子レンジで加熱します(30秒から1分程度)。適度な温かさになったら広げて顔に3分ほどあてます(やけどに注意)。温かさを十分に感じ、毛穴が開いたら洗顔していきましょう。

朝晩の洗顔

角栓を作らないためには、朝晩2回の洗顔でしっかり汚れを落としましょう。そのうちの週1~2回の洗顔料には酵素が入ったものを使うとより効果的です。角栓は主にたんぱく質と脂質からできています。酵素にはそのたんぱく質や脂質を分解する働きがあり、毛穴につまった角栓をやわらかくして洗い落としてくれる効果があります。

保湿ケア

洗顔後の肌はすぐに乾燥してしまいます。角栓を生み出す乾燥を防ぐために、できるだけ早くたっぷりの化粧水で保湿してあげましょう。皮脂の分泌を抑える効果のあるビタミンBやビタミンCが配合されたものを使うと効果的です。さらにその上から、乳液やクリームで蓋をしてあげることで潤いを閉じ込め、肌のみずみずしさを保つことができます。

洗顔料を泡立て洗う

洗顔料はたっぷりと泡立てて洗うようにしましょう。たくさんの泡で顔を包み込むように洗うと、肌への負担が少なくてすみます。鼻まわりは、中指と薬指の腹でやさしく丁寧に洗ってあげましょう。

ぬるま湯で洗う

洗顔をするときに冷たいお水を使うと、毛穴が閉じてしまい、毛穴の中の汚れをしっかり落とすことができません。逆にお湯で洗うと、今度は必要以上の皮脂や保湿成分が一緒に洗い流されてしまい、乾燥を引き起こしてしまいます。少し冷たさを感じるぐらいのゆぬま湯で顔を洗うようにしましょう。

いちご鼻でやってはいけないNG行動

いちご鼻がなかなか消えないという方は、日々のスキンケアに何か原因があるかもしれません。黒ずみが気になってついやってしまいがちなNG行動について見ていきましょう。

指で強引に角栓を押し出す

取ってくださいと言わんばかりのポツポツとした角栓を見ると、つい爪や指で強引に押し出したくなりますよね。しかし、無理な力は肌に刺激を与え、傷つけてしまう恐れがあります。肌への無理な力により色素沈着を招いたり、傷から雑菌が入って炎症を起こす可能性があります。

毛穴パック

「毛穴パックを取ったあと、何本もそびえ立った角栓を見たときの快感がたまらない…」ななんて方もいるかもしれません。しかし、この毛穴パック、一見効果がありそうに見えるのですが、はがす際に必要な角質まで奪い取ってしまい、乾燥や肌あれなどを引き起こす可能性があります。また、はがす時の強い力はメラニンの過剰生成を促し、いちご鼻を悪化させる原因にもなってしまいます。

過度な洗顔

毛穴汚れをがんばって落とそうと、ゴシゴシと強い力で顔を洗ったり、一日に何度も洗うなどはNGです。必要以上に洗うことで、必要な皮脂までも洗い流してしまい、乾燥を招く原因になってしまいます。また、肌への強い力は、メラニンの色素沈着にもつながります。

日常生活でできるいちご鼻ケア

いちご鼻にさせないための、日常生活でできる美肌習慣を紹介していきます。毎日のちょっとした心がけでいちご鼻は予防することができます。スキンケア同様に継続していくことが大切です。できることから始めていきましょう。

帰宅後すぐにメイクを落とす

メイクは帰宅後できるだけ早く落とすようにしましょう。メイクに含まれている油分には汚れが付きやすく、長時間たつと酸化しはじめます。毛穴も塞いでしまっているので、つけている時間が長ければ長いほど、角栓のできるリスクが高くなっていきます。クレンジングと洗顔のダブル洗顔で早く落としてあげましょう。

正しい洗顔

汚れをしっかり落とすことは、角栓の原因となる古い角質や皮脂をためないことにつながります。スキンケア方法でも述べたように、たっぷりの泡でやさしく丁寧に洗い、ぬるま湯ですすぐ。洗顔後はしっかり保湿を心がけましょう。

生活習慣の見直し

いちご鼻をつくらないようにするには、ターンオーバーを乱さないことが大切です。疲れ、ストレス、睡眠不足、ホルモンバランスの乱れ、偏った食生活など、生活習慣の乱れがターンオーバーを不安定にさせます。生活習慣を今一度見直して、体内からもしっかりとケアしていきましょう。

紫外線ケア

夏に限らず紫外線ケアは一年中怠らないようにしましょう。冬でも紫外線は降り注いでいます。メラニンの過剰な生成によりできたいちご鼻には、美白効果のあるビタミンCなどを配合した化粧水が有効です。

いちご鼻_02

セルフケアだけではいちご鼻を解消できない場合

ここまであげてきたケア方法を施してもいちご鼻が改善されないという場合には、美容皮膚科でのいちご鼻の治療という方法もあります。ここでは、美容皮膚科ではどんな治療が受けられるのか具体的な治療内容を紹介していきます。

角栓除去、毛穴洗浄

普段のスキンケアでは取り切れない毛穴の汚れをきれいに除去してくれます。やり方はその美容皮膚科によってさまざまですが、肌に微振動を与えながら古い角質を吹き飛ばす超音波洗浄や、ガラス管で毛穴の汚れを吸い取る毛穴吸引、泥や酵素を使ったパックなどがあります。

ケミカルピーリング

グリコール酸やサリチル酸、乳酸といった酸のもつ溶解作用を利用して古い角質を剥がし、新しい皮膚へと生まれ変わらせる治療法です。ピーリングは自宅やエステサロンでもやることは可能ですが、使用頻度をしっかり見極めないと肌の乾燥を招いてしまう危険性もあります。医療機関で医師の診断のもと行うことをオススメします。

レーザー治療

レーザー治療にもさまざまありますが、いちご鼻にオススメなのが、毛穴を小さくして皮脂量を抑える効果のある「フラクショナルレーザー治療」です。肌表面に微細なマイクロレーザービームを照射することで、熱エネルギーを真皮まで到達させ、活性化を図る治療です。
コラーゲンの再生を促すので、肌にハリがでて毛穴が目立たなくなるので、いちご鼻改善に効果的です。ほかには、にきび跡の凹み改善や肌質改善、傷跡修正なども効果があります。

イオン導入

ビタミンEやビタミンCといった有効成分を、イオン導入器を用いて肌の奥に導入していく治療です。電気の力を利用することで、手で塗布するよりも約30~100倍近く肌に浸透させることができます。

いちご鼻ケアにおすすめのアイテム

ここからは、いちご鼻対策におすすめのアイテムを紹介していきます。いちご鼻を治すためには、自分に合ったアイテムで、しっかりと潤いやビタミンなどの美肌成分を補っていくことが大切です。いちご鼻ができる原因を知ったら、それをしっかりケアできるものを探していきましょう。

温泉水ジェルクレンジング(ポンプ付き)200g

温泉水ジェルクレンジング
美肌の湯といわれる島根県玉造温泉水を配合。メイク汚れをしっかり落とし、洗いあがりのつっぱり感もなくしっとり仕上げるジェルタイプのクレンジング。温泉水には油になじみやすい特性があるため、メイクとなじみ、汚れをやさしく浮かせて洗い流します。プラス6種類の和漢・植物エキスで潤いをキープ。リンゴエキスがいちご鼻の原因角質除去をサポートします。

高保湿温泉化粧水 しっとり 200mL

高保湿温泉化粧水

美肌の湯といわれる島根県玉造温泉水を50%以上配合。すっとなじむ温泉水がやさしく肌をほぐし、高い保湿力をもつ「アロエベラ葉水」など、6種類の和漢、植物エキスで潤いを長時間キープ。ビタミンCがレモンの約34倍含まれているアセロラが、紫外線で受けた乾燥ダメージをケア。いちご鼻予防にも効果的です。

Coyori 彩醒 美容液オイル 20mL

彩醒美容液オイル

肌には本来、古くなった細胞を新しい細胞に作り替える美肌再生サイクルが備わっています。加齢とともに衰えていくこの機能を、「デンドロビウム」「レリオカトレア」「ブラッソカトレア」という3種類の蘭のエキスを配合した「オーキッドエキス」がサポート。肌の生まれ変わりをサポートしいちご鼻のできにくい肌に。年齢肌にハリと潤いを与えます。

こく生石鹸 70g

こく生石鹸 70g

いちご鼻のケアにおいて、基本となる洗顔。泡立ちのよい生クリームのようなきめ細かい泡で、毛穴の奥までしっかり汚れを落とします。必要な皮脂や潤いはそのままに、不要な汚れだけを落とすことにこだわった職人の技がつまっています。
保湿効果の高い黒砂糖やオリーブオイルを配合。洗った後もしっとり。

「光対策プロテクトUV 35mL」

光対策UVプロテクト

紫外線より驚異的なダメージを肌に引き起こすといわれている「近赤外線」。一般的な日焼け止めでは防げないこの近赤外線を、SPF50 PA+++で強力カット。汗や水にも負けない強さなのに、ノンシリコンで肌にやさしく、石鹸でも落とせます。べたつかないさらっとした使い心地で、ほのかなラベンダーの香り。

当たり前を見直してきれいな肌を取り戻しましょう

長年いちご鼻に悩んであきらめていたという方も、ぜひ今回の記事を参考にして、もう一度悩み解消にチャレンジしてみてください。いちご鼻を悪化させていたのは、実は、普段当たり前にやっていた習慣だった…なんてこともあるかもしれません。まずは日々の生活の見直しから始めていきましょう。