オイリー肌(脂性肌)とは?インナードライ肌との違いやスキンケアの方法を徹底解説

美容の基本 2022.11.16
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オイリー肌(脂性肌)の特徴やインナードライ肌との違いを詳しく解説しています。また、オイリー肌の方におすすめのスキンケアの方法やスキンケアアイテムの選び方のポイント、オイリー肌の人が気をつけたいポイントもご紹介。肌のベタつきやテカリが気になるという方は、ぜひこの記事を参考にしてみてくださいね。

オイリー肌(脂性肌)とはどんな状態のこと?

オイリー肌(脂性肌)とは、過剰に皮脂が分泌され、肌のベタつきやテカリが出やすい肌質のことをいいます。皮脂は肌の水分の蒸散を防ぎ、皮膚のうるおいを守る役割をしています。本来は肌に必要な皮脂ですが、過剰に分泌されると肌が脂っぽくなったり、ベタベタした質感になってしまいます。他にもニキビができやすい、毛穴が目立つ、メイクが崩れやすい、などの肌トラブルが起こりやすいのが特徴です。オイリー肌を改善するには、皮脂と水分のバランスを整えることが大切。適切なスキンケアで肌を健やかな状態に保ちましょう。

オイリー肌とインナードライ肌の違いとは?

皮脂量の多い肌質の中には、オイリー肌の他に「インナードライ肌」という肌質があります。インナードライ肌は「乾燥性脂性肌」とも呼ばれ、どちらもベタつきやテカリが気になるという特徴を持っているため、自分の肌質がどちらか分からないということも。オイリー肌とインナードライ肌の一番の違いは、全体的に皮脂が気になるか、部分的に気になるか、という点です。オイリー肌は顔全体に皮脂の過剰分泌が見られるのに対し、インナードライ肌は皮脂の分泌が過剰な部分と乾燥が気になる部分が混在しているのが特徴です。顔に触れたとき、カサカサした部分とオイリーな部分の両方がある場合はインナードライ肌の可能性があります。

オイリー肌の原因とは?

皮脂が過剰に分泌されてしまうオイリー肌は、何が原因となって引き起こされるのでしょうか。ここではオイリー肌の原因について見ていきましょう。

 

乾燥

皮脂が多く分泌されているため、乾燥とは無縁という印象がありますが、オイリー肌の原因は肌の乾燥に大きく関係しています。肌は乾燥すると皮膚を守ろうとして皮脂が過剰に分泌されるため、それが肌がべたつく原因に。過度の洗顔やあぶらとり紙などで皮脂を必要以上に取り除いてしまうことも肌の乾燥を進めることになるので注意が必要です。

紫外線

紫外線を繰り返し浴び続けると肌のバリア機能が低下し、乾燥や炎症を引き起こす原因に。肌は乾燥すると水分を閉じ込める機能が低下し、外的刺激を受けやすくなってしまいます。すると皮膚を守ろうと皮脂が過剰に分泌され、オイリー肌の原因につながります。

 

生活習慣

睡眠不足や偏った食生活、過度な飲酒など、生活習慣の乱れがオイリー肌につながるケースも。甘いものや炭水化物の摂りすぎは血糖値の急激な上昇を引き起こし、血糖値を低下させる働きを持つインスリンというホルモンの分泌を促します。インスリンは皮脂腺を刺激するので、皮脂の過剰な分泌につながります。また、揚げ物など油っこい食べ物の摂りすぎにも注意。油分は体内で中性脂肪に変化し、皮脂の原料になってしまいます。

 

間違ったスキンケア

間違ったスキンケアで肌に刺激を与えることで皮脂の分泌が活発になり、オイリー肌になってしまうことも。「洗顔やクレンジングのときに顔をゴシゴシ擦る」、「洗顔のときに熱いお湯を使っている」、「一日に何度も洗顔する」、などの行為は肌に刺激を与えてしまう可能性があるので注意しましょう。

ホルモンの影響

オイリー肌はホルモンバランスの乱れにも大きく影響を受けます。特に生理の時期には皮脂分泌を促すホルモンが活性化するため、肌のべたつきが気になるという方も多いのではないでしょうか。これは本来であれば一時的な症状のオイリー肌ですが、テカリやべたつきが気になって本来肌に必要な皮脂まで落としてしまうと、慢性的なオイリー肌につながってしまう可能性も。

オイリー肌に合ったスキンケア方法とは?

オイリー肌を改善するには肌に合った正しいスキンケアが欠かせません。ここではオイリー肌の方におすすめのスキンケア方法について見ていきましょう。

洗顔前(メイク落とし)

寝る前には必ずメイクを落としましょう。メイクをしっかり落とさないまま寝てしまうと、皮脂やメイク汚れが毛穴を塞いで毛穴詰まりの原因に。オイリー肌は皮脂の分泌量が多いので毛穴詰まりを起こしやすい状態です。メイクを落とさないままでいると、ニキビや毛穴の黒ずみなどの肌トラブルを悪化させてしまう可能性があります。クレンジングの際にはなるべく肌に刺激を与えないよう、摩擦の少ないオイルタイプやジェルタイプのクレンジング剤で優しくメイクを落とすのがおすすめです。

洗顔

洗顔の際の一番のポイントは、洗顔料をしっかり泡立ててから使うこと。たっぷり泡立ててから使うことで、肌への摩擦を抑えることができます。ゴシゴシ力を入れて洗うのはNG。肌に刺激を与えることで皮脂の分泌が活発になり、オイリー肌が悪化してしまう可能性があります。手のひらや泡立てネットを使い、よく泡立ててから泡で顔全体を優しく洗うようにしましょう。泡を洗い流すときのお湯の温度にも注目。熱すぎるお湯だと肌に必要な皮脂まで洗い流してしまうため、32~33℃ほどの少しぬるめのお湯で洗い流すのがおすすめです。また、テカリやべたつきが気になるからと言って、一日に何度も洗顔を行うのも逆効果です。これも肌に必要な皮脂を落としすぎてしまったり、皮脂腺への刺激で皮脂の分泌が活性化する原因になるため、洗顔の回数は朝晩の1日2回を目安にしてくださいね。

洗顔後

洗顔後にタオルでゴシゴシ顔を拭くのはNG。肌への刺激になり、乾燥を引き起こし、皮脂の分泌量が増える原因になってしまいます。なるべく肌に摩擦が起こらないよう、タオルでポンポンと優しく肌を押さえるようにして水分を拭き取りましょう。水分を拭き取った後は、時間をおかずにすぐに保湿を行うこともポイント。肌のべたつきが気になるからと言って保湿を省いてしまうことは避けましょう。洗顔後は肌の水分が失われやすい状態。油分も取り除かれているため、肌へのうるおい補給が大切です。化粧水で肌に水分を与えた後は、水分が蒸発しないように乳液で蓋をしましょう。インナードライ肌の方は、特にかさつきを感じる部分には必要に応じてクリームやオイルで油分を補給すると◎。

スキンケアの基本的なやり方とは?注意点やポイントなども解説

オイリー肌のスキンケアアイテムの選び方とは?

スキンケアで大切なのは、自分の肌質に合ったスキンケアアイテムを選ぶこと。皮脂量の多いオイリー肌の方にはどのようなスキンケアアイテムが適切なのでしょうか。ここではオイリー肌に合ったスキンケアアイテムの選び方のポイントをご紹介していきます。

保湿力の高いもの

オイリー肌は皮脂量が多いのが特徴ですが、保湿をしっかりと行うことが改善のポイント。肌がベタついて見えても、洗顔のあとは肌の水分が失われやすく乾燥を起こしやすい状態です。乾燥すると肌は皮膚を守ろうと皮脂を過剰に分泌しはじめるため、余計に肌のベタつきが気になるという悪循環に陥ってしまいます。洗顔後には保湿力のある化粧水と乳液でしっかり保湿ケアを行いましょう。十分に肌を保湿することで余分な皮脂の分泌を防ぐことができます。ただし、シアバターやココナッツオイルなど、重めのテクスチャーのアイテムは皮脂量の多いオイリー肌に使用すると毛穴詰まりを起こしやすくなるため、使用を控えた方が良いでしょう。「ヒアルロン酸」、「セラミド」、「グリセリン」、「アミノ酸」、「コラーゲン」など、うるおいを与える成分が含まれた軽めのテクスチャーのスキンケアアイテムを選ぶのがおすすめです。

ベタつきコントロール成分

しっかり保湿をする一方で、皮脂を抑制し、肌を引き締める効果のあるスキンケアアイテムを取り入れるのがおすすめです。「オイルコントロール」と表記があるスキンケアアイテムを選ぶと良いでしょう。
皮脂を抑制する作用のある成分には「ビタミンB6」、「ダイズエキス」、「米エキス№6」、肌を整える成分には「グリチルリチン酸ジカリウム」、「アラントイン」、肌を引き締める成分には「ユズ」、「コハク酸」などが挙げられます。これらの成分が含まれた化粧水をチェックしてみてくださいね。また、クリームファンデーションなど、油分の多く含まれるアイテムはオイリー肌の方にはあまり向いていません。油分の少ない軽めのものを選ぶのがポイントです。ファンデーションの皮脂崩れやテカリが気になる場合には、皮脂吸着の効果があるプレストパウダーなどをプラスすればさらっとした仕上がりに。

肌悩みに合った成分

オイリー肌は皮脂量が多いため、それに伴う肌トラブルが起こりがち。そのため、肌悩みに合った成分が配合されているかどうかも重要なポイントです。

ニキビ予防には、「抗炎症成分」、「殺菌成分」が含まれたスキンケアアイテムがおすすめ。「レゾルチン」、「アラントイン」、「グリチルリチン酸ステアリル」などの成分が配合されたものをチェックしてみてくださいね。 また、紫外線による乾燥から皮脂の分泌が過剰になり、その皮脂に反応してさらに日焼けして悪循環になってしまうというケースも。そんなときには「メラニンの生成を抑える成分」や、「肌のターンオーバーを促す作用のある成分」が含まれたものを取り入れてみるのがおすすめです。「カモミラET」、「ビタミンC誘導体」、「トラネキサム酸」、「リノール酸S」、「デクスパンテノール」などの成分が配合されたスキンケアアイテムを選んでみてくださいね。角質の詰まりを解除する効果が期待できる「サリチル酸」、「リンゴ酸」、「クエン酸」などの成分が含まれた洗顔料もオイリー肌の予防におすすめです。

オイリー肌の人が注意したいこととは?

肌のベタつきやテカリを改善しようと行っているスキンケアや習慣が、実はオイリー肌の悪化につながっているケースも。ここではオイリー肌の方が注意したいポイントについて見ていきましょう。

肌を擦る

オイリー肌の改善には、肌への摩擦をなるべく抑えることが大切です。肌は摩擦などの刺激を受けると皮脂が分泌され、さらにオイリー肌が進んでしまう可能性があります。洗顔やスキンケアの際には肌をゴシゴシ擦らず、優しく触れることを心がけましょう。

油分・糖分の摂りすぎ

脂っこい食事や甘い食べ物の食べすぎにも注意。油分の多い食事は脂質の貯蔵が増え、皮脂の分泌が盛んになって顔のベタつきやテカリにつながります。糖分も必要以上に摂取すると脂肪として体内に蓄積されるため、油分と同様に皮脂の過剰な分泌の原因に。また、糖分を大量に摂取すると血糖値の上昇を抑えるためにインスリンという物質が分泌されます。インスリンは皮脂腺を刺激して皮脂の分泌を促すため、これもオイリー肌の悪化につながります。

メイクはしっかり落とす

一日の終わりには、メイクをしっかり落としてから寝ることも大切です。オイリー肌は皮脂量が多いので毛穴が詰まりやすく、ニキビなどの肌トラブルが起きやすい状態です。メイク汚れや皮脂汚れを落とさないでいると、さらに毛穴に汚れが溜まり、毛穴の黒ずみや炎症を引き起こす可能性も。クレンジング剤でメイクをしっかり落としてから、洗顔と保湿のスキンケアを行うのが◎。

睡眠不足やストレス

睡眠不足やストレスにも注意しましょう。睡眠不足やストレスはターンオーバー(肌の新陳代謝)を滞らせるため、肌の水分と油分のバランスが崩れてオイリー肌につながります。ターンオーバーを正常に保つためにも、生活リズムを整え、適度な運動やリラックスできる時間を取り入れてストレスを溜め込まない生活を心がけましょう。

 

オイリー肌におすすめのスキンケアアイテム

肌の摩擦にならないように気を付けながらメイクや汚れをしっかり落とし、その後にはしっかり水分と油分を与えることが、オイリー肌を悪化させないために必要です。ここからは、厚みのあるジェルですっきりと洗い上げるクレンジングアイテムと、軽いつけ心地ながら保湿がしっかりできるアイテムをご紹介します。

柚子のオイルジェルクレジング

ユズ種子油をはじめ、厳選した植物オイルを配合した、ジェルタイプのオイルクレンジング。もっちりとしたテクスチャーで汚れにしっかりなじみ、摩擦レスでメイクになじませることができます。さらに、キュウリ果実エキス、アロエベラ葉水など厳選された植物エキスも配合し洗いあがりはしっとり。
洗顔+クレンジングのダブル洗顔がいらないクレンジング。

ミネラル保湿液‐雪月‐/美容液オイル₋月₋

肌を外部刺激から守り、潤いを保つのに必要なのは肌を覆っている皮脂膜。

皮脂膜を構成するミネラルを含む温泉水、皮脂の働きをする国産植物オイルでその皮脂膜ケアがシンプルに叶います。
保湿液は玉造温泉水を50%以上の候配合で、一度付けでふっくら、まるで温泉あがりのしっとり肌に。
美容液オイルは日本人女性の皮脂バランスを考慮して配合された4種の植物オイル層と、21種の和漢・植物エキス配合の美容液層が1つになった2層式が特徴。
さらっとした使い心地で肌に良くなじみ、乾燥や肌ダメージによる水分量・皮脂量の低下を防ぎ、ハリとツヤのある肌へ導きます。

▼ミネラル保湿液‐雪月‐


▼美容液オイル-月-

油分と水分バランスに気をつけ健やかな素肌を

オイリー肌(脂性肌)の方におすすめのスキンケアについてご紹介しました。ベタつきやテカリが気になるオイリー肌ですが、実は乾燥が原因になることも多く、適切な保湿やスキンケアを行うことが改善のポイントです。皮脂は本来、肌を守ってくれる役割を担っています。大切なのは油分と水分のバランス。多すぎず少なすぎず、適度な皮脂をキープして肌を健やかな状態に保ちましょう。