スキンケアの基本的なやり方とは?注意点やポイントなども解説

HOW TO 2022.11.15
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毎日のスキンケア、正しくやれていますか?「クレンジング」「洗顔料」「化粧水」「乳液・クリーム」「美容液」など、スキンケアアイテムといっても多くの種類がありますが、それぞれどんな役割があるのか、しっかり答えられるという方は少ないのではないでしょうか。今回はスキンケアの基本的なやり方を見直し、アイテムの美容効果を十分に得るためのポイントや注意点を解説していきます。アイテムの役割や効果を理解することで、ご自分にあったやり方やアイテム選びがわかってきます。正しいケアで美しいお肌を手に入れましょう。

スキンケアアイテムの役割とは?

まずは、日ごろ使っているスキンケアアイテムがどんな役割を担っているのか、そこからチェックしていきましょう。

クレンジング、洗顔料

メイクや汗、古い角質など、顔についたさまざまな汚れを洗い流す。洗顔後に使う他のスキンケアアイテムの美容成分や保湿成分の浸透を高める。

化粧水

洗顔後などの乾燥したお肌に水分を与える。外部の刺激から肌を守ってくれるバリア機能の低下を防ぐ。

美容液

美白、保湿、シワ、シミといった肌悩みに合わせて集中ケアする。

乳液・クリーム

含まれる油分で肌表面に膜をはり、化粧水で補った水分の蒸発を防ぐ。

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スキンケアの基本的なやり方とは?

スキンケアの基本的なやり方について解説してきます。スキンケアアイテムは正しく使うことでその効果を発揮します。しっかりおさえていきましょう。やるタイミングとしては、朝と夜の2回が基本になります。お肌をきれいにすることを意識しながら取り組んでいきましょう。

クレンジング

夜のスキンケアはクレンジングから行いましょう。クレンジングは、メイクや毛穴につまった角栓など、油性の汚れを落とします。メイクをしていないお休み日でも油汚れはついているので、夜のスキンケアは毎日クレンジングからやるようにしましょう。手をきれいに洗ってから適量を取り出します。手のひらの上でしばらく置いて温めると、馴染みがよくなります。
両頬、額、鼻、あごの5か所にのせて、中心から外側に向かって円を描くように広げていきます。
クレンジング剤がメイクに馴染んだらぬるま湯でやさしく洗い流しましょう。

洗顔

次に洗顔を行います。クレンジングはメイクなどの油性の汚れを落とすのに対して、洗顔は汗や皮脂、古い角質など、水溶性の汚れを落とします。朝は寝ているだけだからあまり汚れていないと思われるかもしれませんが、寝ている間に人はコップ一杯分の汗をかきます。さらに、皮脂も分泌されていて、枕や布団についたほこりやゴミも付着します。朝も洗顔料を使ってしっかり洗ってあげましょう。クレンジング同様、きれいな手に適量の洗顔料を取り出し、たっぷり泡立てます。強い力でゴシゴシ洗ってしまうと、お肌を傷つけ乾燥の原因になってしまうので、泡で包み込むようにやさしく洗ってあげてください。汚れが落ちたら、ぬるま湯できれいに洗い流しましょう。拭くときもゴシゴシ擦らないように、タオルを押し当てながら拭き取ってください。

化粧水

汚れが落ちたら、次は化粧水をつけましょう。クレンジングと洗顔は、汚れをしっかり落とすのと同時にお肌に必要な水分や油分まで一緒に落としてしまいます。ですので、一見潤っていそうなお肌は、実はとても乾燥しやすい状態です。洗顔後はすぐに化粧水で不足している水分を補ってあげましょう。水分を含んで柔らかくなったお肌は、これから使うアイテムの浸透も助けてくれます。

美容液

ここで美容液を使用します。水分の多いものから順に塗布していくことで美肌効果がより発揮されますので、一般的には化粧水と乳液の間に使用します。ただ、商品によっては違うタイミングで使用するタイプもありますので、パッケージ等で確認してから使うようにしましょう。美容液といってもいろいろな種類があり、美白にはビタミンC誘導体やプラセンタエキス、小ジワにはレチノールやナイアシンアミド、保湿にはセラミドやヒアルロン酸など、それぞれの肌悩みに合わせてピンポイントで働きかける美容成分がギュッと凝縮されています。ご自身の肌悩みに合う美容液を選んで使うようにしましょう。

乳液・クリーム

そして最後は、乳液・クリームをつけます。含まれる油分で肌表面に膜をはって化粧水で補った水分の蒸発を防ぎます。クリームのほうが乳液にくらべて含まれている油分が多いので、脂性肌の方が使用するとテカリの原因になってしまいます。ご自分の肌質に合わせてどちらか選ぶようにしましょう。

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オールインワンを使う場合の注意点とは?

化粧水、美容液、乳液の働きが1つで叶うとても便利なオールインワン化粧品。仕事や育児で忙しく、スキンケアになかなか時間を割けない方にオススメなアイテムです。しかし、メリットもある反面、使用する際に注意すべき点がいくつかあります。

オールインワン化粧品といってもその効果は種類によってさまざまです。保湿力が高めのもの、美白成分が多く含まれているもの、抗炎症作用が含まれているもの、日焼け止め成分が含まれているものなどがあります。ご自分の肌質や使うシーンに合ったものを選ぶようにしましょう。ただ、さまざまな成分が含まれているオールインワン化粧品なので、使ってみてからでないとわからない部分が多くあります。もし、ご使用後に肌トラブルが発生した場合には、すぐに使用を中止して様子を見るようにしましょう。

使用の際は、ほかのケアアイテム同様、お肌を清潔な状態にしてから適量を手のひらにとり、内側から外側に向かってやさしく馴染ませていきます。とくに朝使うときは、メイクよれを防ぐためにしっかり浸透させてからメイクをするようにしましょう。

特別な日のスキンケアのタイミングとは?

ここまで紹介してきたスキンケアアイテムのほかにもシートマスクやパックといった、毎日のスキンケアではあまり使わない特別なアイテムもあります。これらは美肌効果のある美容成分をお肌の奥深くまでしっかりと浸透させる働きがあるので、短い時間で高い効果を得ることができます。大切な仕事やデートなど、特別な日の直前に、これらのアイテムを使ったスペシャルケアをプラスしていきましょう。

パックの役割と使う頻度とは?

スペシャルケアにおすすめのアイテム「パック」は、一回でたくさんの美容成分お肌に取り込むことができ、短時間でその効果を感じることができます。使う順序としては、基本的に化粧水と乳液の間、美容液と置き換えて使うことが多いです。ただ、アイテムによっては違うタイミングで使用するものもありますので、パッケージ等で確認してから使うようにしましょう。
使用頻度にも注意が必要です。毎日ケアできるデイリータイプ以外のアイテムを毎日使用してしまうと、お肌に過剰な負担をかけてしまう恐れがあります。アイテムそれぞれの適切な使用頻度をしっかり守るようにしましょう。そういった注意点を守って使用していても、肌荒れが起きたり、違和感を感じたときはすぐに使用を中止しましょう。

美顔スチーマーの役割と使うタイミングとは?

美顔スチーマーも肌トラブルの解消にとても効果のあるスキンケアアイテムの一つです。その役割としては、「温かい蒸気をあびることで血行を促す」「毛穴を広げ普段のケアでは落としきれない奥の汚れまで落としくれる」「スキンケアアイテムの浸透力をあげてくれる」
など、さまざまな効果があります。使用頻度としては、初めのうちは2,3日に1回ぐらいから始めて、お肌が慣れてきたら少しづつ使用間隔を狭めていきましょう。
使うタイミングの違いによって得られる効果も変わってきます。
クレンジング前に使用すると、毛穴が開いて汚れを落としやすくしてくれます。
クレンジング、洗顔後に使用すると、お肌がやわらかくなり、このあとの化粧水や美容液の浸透を助けてくれます。
メイク前に使用すると、温まることで顔色が健康的な色合いになったり、メイクのりを良くしてくれます。

間違えやすいスキンケアのやり方とは?

自分ではしっかりスキンケアしているつもりなのに、効果があまり感じられないという方は、一度スキンケアのやり方を見直してみましょう。間違ったやり方でやっていると、せっかく頑張っているスキンケアが、逆にお肌の負担となり、肌トラブルの原因となっている可能性もあります。ご自身のスキンケアとくらべてみて、間違っていないか確認してみましょう。

熱いお湯ですすいでいる

洗顔やクレンジングの際に、熱いお湯ですすいでしまうと、必要以上の水分や油分までも一緒に洗い流してします。30℃~32℃ぐらいの少しぬるめに感じる程度の温度で流すようにしましょう。

ゴシゴシ強い力でこする

汚れを落とそうと強い力でゴシゴシとこすってしまうと、摩擦によって皮膚表面に傷がついてしまいます。そのすき間から水分の蒸発や刺激物の侵入が起こり、乾燥肌や肌荒れの原因になります。やさしく洗ってあげましょう。

乳液・クリームを省く

乳液やクリームは、含まれる油分で皮膚表面に膜をはり、化粧水で補った水分の蒸発を防ぐ役割があります。省いてしまうと、化粧水で補給した水分が蒸発してお肌を乾燥させてしまいます。

適量を守っていない

スキンケアアイテムの多くは、パッケージ等に記載されている適量のときに最大限の効果が発揮されるようになっています。多いとお肌に負担をかけ、少ないと摩擦力が強くなってしまいます。クレンジングはメイク の濃さなど関係なく、どんなときでも適量を守りましょう。

【肌質別】スキンケアのポイントとは?

肌質もスキンケアをするうえでとても大切な要素の一つです。肌質は大きく分けて4種類あり、肌質の違いによって選ぶアイテムも変わってきます。それぞれの肌質におけるスキンケアのポイントを紹介していきます。

普通肌

水分と油分のバランスがとれていて、とても良いお肌の状況です。現状なされている保湿ケアを継続して行ってください。ただ、状態が良いからといって油断せずに、毎日のケアはしっかりやっていきましょう。

乾燥肌

水分も油分も足りていない状態のお肌です。乾燥はお肌を守るバリア機能を低下させ、肌トラブルを起こりやすくします。ヒアルロン酸やセラミドなど、保湿剤を多く配合したアイテムを取り入れていきましょう。アルコールや香料など刺激の強いものは、できるだけ避けるようにしましょう。

脂性肌

脂性肌「オイリー肌」は、皮脂の分泌が多い状態のお肌です。ベタつきやテカリ、ニキビなどが出やすいので、それに対応したケアが必要になります。やることは大きく変わりませんが、肌表面の余分な皮脂をしっかり落とし、化粧水、乳液、クリームでお肌を整えます。

前記しましたが、ベタつきが気になるからと乳液やクリームを省いてしまうと、乾燥から皮膚を守るため皮脂の分泌量を増やし、余計ベタついてしまいます。保湿ケアもしっかりやっていきましょう。

混合肌

混合肌とは、脂っぽい部分と乾燥した部分が混じり合った状態のお肌です。日本人には一番多い肌質と言われています。化粧水は乾燥肌用のしっとりタイプでしっかり浸透させ、あとはそれぞれ部分ケアしていきましょう。目元や口元といった、かさつきが気になるところには、乳液やクリーム、美容液でしっかり保湿、Tゾーンなどベタつきやすい部分には、油分の少ないさっぱりタイプのアイテムを使うなど、いろいろと組み合わせて上手にケアしていきましょう。

 

Coyoriおすすめのスキンケアアイテム

それでは最後におすすめのスキンケアアイテムをご紹介していきます。なりたい肌に合わせて各アイテムを選ぶことも楽しいですが、ステップごとに丁寧にケアすることが難しい時もありますよね。ご自分に合ったアイテムを見つけ、正しく使用することで一年を通して潤ってハリのあるお肌を手に入れましょう。

美容液オイル-月- 40mL

化粧水のあと、乳液・美容液・クリームの役割が1本で叶う美容液オイルです。
日本人女性の皮脂バランスを考慮して配合された4種の植物オイル層と、21種の和漢・植物エキス配合の美容液層が1つになった2層式が特徴。さらっとした使い心地で肌に良くなじみ、しなやかな肌に。乾燥や肌ダメージによる水分量・皮脂量の低下を防ぎ、ハリとツヤのある肌へ導きます。

使うときは、ボトルのオイルが白濁するまでよく振りましょう。オイルが美容液を包み込み、肌へのなじみが良くなります。
手のひらに500円玉大をとったら、顔全体になじませて。
肌への浸透がよくないと感じるときは、1度つけてからやや時間をおいて、再びつけてみるのもおすすめです。

季節や肌状態(悩み)、使用感のお好みに合わせてお選びいただける美容液オイルのラインナップはこちら

正しいケアで美しいお肌を手に入れましょう

ここまで、スキンケアの基本的なやり方、アイテムの役割など見てきました。毎日のことなので、つい手を抜いたり、自己流になってしまったり、間違った方向に行きがちです。

自分ではやっているつもりでも、効果が感じられず、肌悩みがあるという方は、日頃のスキンケアが間違っている可能性があります。一度見直してみましょう。

大切なのは、アイテムの役割を理解して、肌質に合ったものを正しい順序や使用方法でケアしていくことです。理想のツヤと潤いある美しいお肌を手に入れましょう。