【朝夜別】スキンケアの正しい順番を詳しく解説!導入美容液やシートマスクの使い方も
「クレンジング」「洗顔料」「化粧水」「乳液」「クリーム」など、スキンケアアイテムといっても多くの種類があります。いろいろ試したけどあまり効果を感じないという方は、使用する順番が間違っているのかもしれません。そこで今回は、それぞれのアイテムの美容効果を十分に得ることができるスキンケアの正しい順番について解説していきます。アイテムの役割やスキンケアの目的を理解することで、ご自分にあったアイテムの選び方もわかってくると思います。手間暇かけず上手に美しいお肌を手に入れましょう。
スキンケアアイテム別の役割
洗顔料、クレンジング剤
洗顔料の役割は汗や皮脂、古い角質など水溶性の汚れを落とします。朝と夜の2回洗いが理想で、朝は寝ている間に付着したほこりやゴミ、雑菌、汗や皮脂を落とし、夜は1日中外部の刺激にさらされ付着したさまざまな汚れを落とします。
クレンジング剤は、メイクや毛穴につまった角栓など、油性の汚れを落とします。メイク用品は汗や涙などで落ちないように油性の成分で作られていて、洗顔料や石鹸ではなかなか落とすことができません。それぞれが違う性質の汚れを落としてお肌を清潔にします。
化粧水
化粧水の役割としては、洗顔後など乾燥したお肌にうるおいを与え、外部の刺激からお肌を守るバリア機能を整えます。お肌をやわらかくしたり、スキンケアアイテムの浸透を助ける役割もあります。
美容液
美容液の役割は、シワやしみ、美白、くま、たるみなど、お肌の悩みにピンポイントで作用するスキンケアアイテムです。普段はあまり使っていないという方も多いかもしれません。やらなければいけないケアではないですが、基本的なスキンケアに物足りなさを感じたり、気になる肌トラブルを集中的にケアしたいときなどに取り入れましょう。
乳液・クリーム
乳液やクリームの役割としては、含まれる油分で皮膚表面に膜をはり、化粧水で補った水分にフタをして蒸発を防ぎます。化粧水でせっかく潤いを補給しても、そのまま何もしないでいるとすぐに蒸発してしまいます。脂性肌を気にして乳液やクリームを塗らないという方もいるかもしれませんが、乾燥が進んでかえって皮脂の分泌をうながしてしまう可能性もあります。乾燥肌はさまざまな肌トラブルの原因となりますので、乳液でしっかりフタをしてあげましょう。
朝のスキンケア
・寝ている間にかいた汗や皮脂などの汚れを落とす
・保湿
・紫外線をガードする
夜のスキンケア
・メイクや皮脂汚れなどを落とす
・紫外線など日中に受けた刺激のケアをする
朝のスキンケアの順番は?
朝のスキンケアアイテムを使う正しい順番を解説していきます。朝と夜で目的が違うということは、当然ケアの仕方も変わってきます。間違った順番で使ってしまうと、せっかくの美肌効果も薄れてしまい、逆に肌トラブルの原因になる可能性もあります。
アイテムの種類によっては例外的な物もありますが、ここでは基本的な朝のスキンケアアイテムの使用順番を紹介していきます。
順番①洗顔
朝起きてまず行うことは洗顔です。寝ているだけだからあまり汚れていないと思われがちですが、寝ている間に人はコップ一杯分の汗をかくと言われています。皮脂も分泌されていて、顔がべたつくのは寝ている間に分泌された皮脂が原因です。枕や布団についたほこりやゴミも付着します。これだけの汚れが朝起きたときの顔にはついています。水洗いで済まさずに洗顔料を使ってしっかり洗ってあげましょう。強い刺激はお肌を傷つけ乾燥の原因になってしまうので、たっぷりの泡でやさしく洗ってあげてください。
順番②化粧水
次は化粧水です。洗顔料で洗顔すると、汚れをしっかり落としてくれますが、お肌に必要な水分や油分まで一緒に洗い流してしまい、とても乾燥しやすい状態です。洗顔後すぐに化粧水で足りない水分を補ってあげましょう。バリア機能を向上させキメを整えます。さらに、これから使うアイテムの浸透も助けてくれます。
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順番③美容液
ここで美容液を使用します。乳液を先に使うという方もいるかもしれませんが、水分の多いものから塗布していくことで美肌成分がよりお肌の奥まで行き渡ります。
順番④乳液・クリーム
そして乳液・クリームをつけます。油分でお肌にフタをして補った水分を閉じ込めましょう。朝はこの後メイクするので、着け心地の軽いものを選ぶとノリや持ちがよくなります。
順番⑤日焼け止め
最後は日焼け止めです。日焼け止めまたは日焼け止め効果のある化粧下地を塗りましょう。
紫外線は一年中降り注いでいます。夏だけではなくすべての季節でケアする必要があります。パッケージに書いてあるSPF値やPA値を参考にして、季節やシーンで違うアイテムを使い分けていきましょう。
夜のスキンケアの順番は?
続いて夜のスキンケアの正しい順番を解説していきます。疲れた日などはつい手を抜いてしまいがちですが、汚れを残したままにしてしまうと、たまった汚れが毛穴を塞ぎ、黒ずみやシミなどの原因になってしまいます。その日のうちにメイクや汚れを落とし、疲れたお肌を癒してあげましょう。
順番①クレンジング
まずはクレンジング剤でメイクや皮脂の汚れを落とします。適量を手のひらに取り、人肌程度まで温めましょう。やわらかくなることで余計な負担をお肌にかけずに洗う事ができます。やさしく指の腹をつかって馴染ませていきましょう。メイクが浮き上がったらぬるま湯で洗い流します。熱いと必要な水分や油分まで洗い流してしまうので、30℃~32℃くらいのすこしぬるい程度のお湯で流すようにしましょう。タイプも「クリームタイプ」「ミルクタイプ」「ジェルタイプ」「リキッドタイプ」「オイルタイプ」などさまざまあります。肌質や使い心地など、ご自分にあったタイプを選びましょう。
順番②洗顔
クレンジングでは落としきれなかった汚れを洗顔料で落としていきましょう。よく泡立てて、お肌のうえを転がすようにやさしく洗います。クレンジングと洗顔はそれぞれ得意な汚れが違うので、どちらかだけでよいというわけではありません。しっかりダブル洗顔していきましょう。ただ、なかには両方の機能を兼ね備えたダブル洗顔不要のアイテムなどもありますので、活用していきましょう。
順番③化粧水
朝と同様に、洗顔後のお肌は乾燥しやすくなっています。素早く保水してうるおいを与えてあげましょう。
順番④美容液
1日中、紫外線など外部からの刺激を受け、お肌はだいぶ疲れています。美容成分が凝縮されている美容液でスペシャルケアしてあげましょう。
順番⑤乳液・クリーム
夜の最後は乳液やクリームです。水分を閉じ込め潤いを保ちましょう。しっとりタイプやナイトクリームなど、朝と夜で種類の使い分けをするとより保湿効果は高まります。
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導入美容液・パック・シートマスクはいつ使う?
「導入美容液」「パック」「シートマスク」といったアイテムは、使うタイミングよくわからないという方も多いと思います。導入美容液は化粧水をつける前に使用します。表皮をやわらかくして後に使うアイテムの浸透を助ける働きがあります。パックやシートマスクはアイテムによって違いがありますので、パッケージなどで確認して使うようにしましょう。基本的には化粧水後に美容液と置き換えて使うことが多く、有効成分をお肌の奥深くまで浸透させられるので、短い時間で高い美容効果を得ることができます。
正しいスキンケアを毎日続けるポイント
「育児や仕事が忙しくて時間がない」「面倒くさい」など、毎日毎日しっかりとスキンケアをやり続けることはなかなか難しいですよね。ただ、ハリと潤いのある美しいお肌を保つには、やはり継続して続けていくことが大切です。ここではスキンケアを続けていくためのポイントをいくつか紹介していきます。毎日の生活に上手に取り入れて、美しいお肌をキープしていきましょう。
ポイント①スキンケアを第一優先にする
スキンケアを第一優先にしましょう。なんでも後回しにしてしまうと、面倒くさくなってやらなくなります。朝起きたらまずスキンケア、お風呂入ったらまずスキンケア、お風呂あがったらまずスキンケアなど、何をするでもまずはスキンケアから始めるようにしましょう。順番を変えるだけなのでとくに難しいこともありませんし、すぐに慣れてきます。そうしたら自然と習慣化され、続けていくことができます。
ポイント②オールインワンアイテムを使う
先ほど正しいアイテムの使う順番をご紹介しましたが、じつはこれらの役割を1つでカバーできるオールインワンアイテムというものもあります。化粧水、美容液、乳液の働きを1つでまかなえてしまうとても便利なアイテムです。時間がない方や面倒くさがりやの方などにオススメ。お肌への刺激が抑えられるので負担軽減にもつながります。
ポイント③潤いを長時間キープできるアイテムを使う
乾燥はあらゆる肌トラブルの原因となります。乾燥を防ぐことがお肌を健康に保つ最も大切なことと言っても過言ではありません。お肌のうるおいを長時間保つには、保湿力の高いアイテムを使いましょう。長いものですと、一日中うるおいをキープしてくれるものもあります。しっとりしたテクスチャのアイテムはお肌にとどまりやすく、保湿力の高いものが多くあります。
ポイントをおさえて美しいお肌を
ここまでスキンケアのやり方について紹介してきました。スキンケアアイテムの美容効果を高めるには、正しい順番と使い方がとても大切だということがお分かりいただけたと思います。いろいろなアイテムを取り入れて、ご自分の肌質やライフスタイルに合った無理のないスキンケア方法を見つけてくださいね。